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英ポンド週間見通し:伸び悩みか、ウイルス感染増加の懸念残る

通貨
2021年7月17日 14時29分

■弱含み、早期利上げの思惑後退も

今週のポンド・円は弱含み。都市封鎖(ロックダウン)の全面的な解除への期待でポンド買いが強まる場面があったが、新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅増加に対する警戒感は消えていないことから、リスク選好的なポンド買いは縮小。さらに、英中央銀行のベイリー総裁は「インフレを巡る判断を急がない」との見解を伝えたことから、ポンド・円は151円台半ば近辺まで下落した。取引レンジ:151円43銭-153円49銭。

■伸び悩みか、ウイルス感染増加の懸念残る

来週のポンド・円は伸び悩みか。直近発表のインフレ率は市場予想を上回ったものの、英中央銀行のベイリー総裁は「インフレを巡る判断を急がない」との見解を伝えており、金融緩和策の早期縮小観測はやや後退。新型コロナウイルス変異株の感染増加に対する警戒感は消えていないことから、リスク選好的なポンド買い・円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

〇発表予定の英国主要経済指標・注目イベント

・23日:6月小売売上高(5月:前月比-1.4%)

・23日:7月マークイットサービス業PMI(6月:62.4)

予想レンジ:150円00銭-153円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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