明日の株式相場に向けて=200日移動平均線の奪回なるか

市況
2021年7月19日 17時43分

19日の東京株式市場で、日経平均株価は前週末比350円安と4日続落。市場では、感染力が強い新型コロナウイルスのインド型(デルタ株)の世界的な感染拡大が続いていることを警戒する見方が強まっている。

米国市場はNYダウやナスダック指数が最高値圏にあるなか、利益確定売りに押される展開だが、東京市場は積極的な買い手が不在の状態で薄商いが慢性化しつつある。この相場のカンフル剤となるのは、企業業績の拡大であり今週から始まる4~6月期決算の結果は要注目だ。明日はディスコ<6146>の発表があるが、なかでも高い関心を集めているのが21日の日本電産<6594>だ。

ただ、今週は立ち会いが3日間のため、日電産の決算結果は織り込むことができない。このため、4連休が意識されるなか明日と明後日も様子見状態は続くとみられる。足もとの騰落レシオ(25日平均)も84%前後と調整一巡にはやや中途半端な水準だ。日経平均株価は、この日200日移動平均線(2万7672円)を割り込んできた。この200日線割れが一時的で終わるか長期化するかは、今週の相場の動向が左右するとみられている。

個別銘柄では、明日もレノバ<9519>やイーレックス<9517>など環境関連、ラキール<4074>やステムセル研究所<7096>のような直近IPO銘柄を狙う動きは続きそうだ。明日は東証マザーズにアシロ<7378>が新規上場する。今晩の米国市場ではIBM<IBM>の決算などが注目されそうだ。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年07月19日 18時51分

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