概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反発、海外株高が好感

市況
2021年7月21日 9時54分

【ブラジル】ボベスパ指数 125401.36 +0.81%

20日のブラジル株式市場は4日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1006.79ポイント高(+0.81%)の125401.36で取引を終了した。123630.6から125630.9まで上昇した。

前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、連日の下落で足元では値ごろ感も強い。一方、新型コロナウイルス変異株の世界的な流行が引き続き指数の上値を抑えた。

【ロシア】MICEX指数 3693.42 +0.30%

20日のロシア株式市場は5日ぶりに反発。主要指標のMOEX指数は前日比10.98ポイント高(+0.30%)の3693.42で取引を終了した。3744.27から3679.79まで下落した。

後半はマイナス圏に転落したが、その後は再び買い戻された。原油価格の上昇や海外株高を受け、ロシア市場も資源銘柄を中心に買いが広がった。また、連日の下落で値ごろ感が強まり、下値を拾う動きも活発になった。一方、新型コロナウイルス変異株の世界的な流行が引き続き指数の上値を抑えた。

【インド】SENSEX指数 52198.51 -0.68%

20日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比354.89ポイント安(-0.68%)の52198.51、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同120.30ポイント安(-0.76%)の15632.10で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、後半は下げ幅をやや縮小させた。海外市場の下落を受け、インド株にも売りが先行。また、感染力の強い新型コロナウイルス変異株の世界的な流行もリスク回避の売りを強めた。ほかに、外国人投資家(FII)の売り継続が指数の足かせに。FIIこの日までに5日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3536.79 -0.07%

20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比2.33ポイント安(-0.07%)の3536.79ポイントと小幅ながら3日続落した。

商品市況安が売りを誘う流れ。昨夜のWTI原油先物は7.5%安と急落し、一時、5月下旬以来の安値を切り下げた。ロンドン金属市場(LME)では、アルミや銅など主要商品が軒並み下落。この日の上海商品取引所でも、非鉄や鉄筋など主要産品の先物が安く推移している。また、新型コロナウイルス変異種(デルタ株)がアジアや欧米で感染拡大しつつあり、経済回復ペースが鈍化するとの警戒感も高まった。ただ、中国の景気テコ入れ策に対する期待感は根強く、下値は限定されている。

《CS》

提供:フィスコ

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