平和不動産リート投資法人---21年5月期減収減益なるも、分配金は2,800円と増配

材料
2021年7月21日 14時28分

平和不動産リート投資法人<8966>は20日、2021年5月期(20年12月-21年5月)決算を発表した。営業収益が前期比4.8%減の67.30億円、営業利益が同10.0%減の33.09億円、経常利益が同11.0%減の29.16億円、当期純利益が同11.0%減の29.16億円となった。また、投資口1口当たり分配金(利益超過分配金は含まない)は同4.5%増の2,800円となった。

外部成長については、ポートフォリオの収益性の改善及び質の向上を目的とし、2020年12月17日付でオフィス1物件、2021年3月24日付でレジデンス2物件を取得し、1月22日付でレジデンス1物件を売却した。また、3月19日付でOf-38アクロス新川ビル(信託受益権、取得価格:5.00億円)を追加取得し、建物保有割合を34.51%とし、3月23日付でOf-45兜町ユニ・スクエア(信託受益権、取得価格:14.80億円)を追加取得し、1棟完全所有とした。この結果、当期末時点での運用資産は、オフィス33物件(取得価格の合計:829.02億円)、レジデンス76物件(取得価格の合計:1,012.34億円)の合計109物件(取得価格の合計:1,841.36億円)となっている。

内部成長については、従来から稼働率の維持向上に注力することにより、収益の向上に努めてきたが、当期においても、空室期間の短縮化に努めたテナントリーシング活動及びテナントニーズや物件毎の特性を踏まえた計画的なバリューアップ投資に取り組んだ。こうした取り組みによって物件の競争力の維持向上に努めた成果もあり、全運用資産合計の稼働率は、当期末時点で97.4%となり、前期末時点の97.9%から期中を通じて高稼働で安定的に推移させることができ、期中月末平均稼働率は97.5%と高水準となった。

2021年11月期の運用状況の予想については、営業収益が前期比1.4%減の66.34億円、営業利益が同6.7%減の30.87億円、経常利益が同7.7%減の26.91億円、当期純利益が同7.7%減の26.90億円、1口当たり分配金(利益超過分配金は含まない)は同1.8%増の2,850円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.