小野測器が急反落、受注回復の遅れで21年12月期営業利益予想を赤字に下方修正
小野測器<6858>が急反落している。26日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を120億円から100億円(前期比15.5%減)へ、営業損益を3億円の黒字から9億円の赤字(前期5億6600万円の赤字)へ、最終損益を2億5000万円の黒字から15億円の赤字(同5億7600万円の赤字)へ下方修正し、あわせて中間・期末各5円の年10円を予定していいた配当予想を中間5円・期末無配の年5円としたことが嫌気されている。
引き続きコロナ禍で受注活動の制約を受けているほか、半導体や素材などの供給不足の影響もあって設備投資に慎重な顧客が想定以上に多く、特に特注試験装置の受注の回復が遅れていることが要因としている。