フルヤ金属が買われる、21年6月期営業利益を大幅増額し前の期比2.8倍に
フルヤ金属<7826>は続伸、地合い悪のなかでカイ気配で始まる人気となった。同社は白金やイリジウムなどを中心に工業用貴金属の加工を手掛けている。半導体業界の設備増強の動きなどが追い風となっている。27日取引終了後、21年6月期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の320億円から338億4000万円(前の期比48.3%増)、営業利益は79億5000万円から104億5200万円(同2.8倍)とそれぞれ大幅に引き上げており、これを好感する買いを呼び込んでいる。一部貴金属価格が会社側想定を上回って推移したほか、有機EL向け化合物及び電極向け貴金属化合物の受注が拡大、更に貴金属リサイクルの受注も好調で全体収益を押し上げた。これを材料視する形で投資資金が流入している。