ソフトバンクGが下げ加速、中国ネット企業規制強化を嫌気し一段安
ソフトバンクグループ<9984>の下げが加速している。きょうは全体地合い悪で先物を絡めたインデックス売りの影響も受けているが、7000円台を割り込み6800円近辺で売り買いを交錯させている。中国政府によるネット企業への規制強化の動きを背景に、電子商取引最大手のアリババグループや配車アプリ大手の滴滴出行(ディディ)などをはじめ、中国関連企業に積極投資する同社に逆風が意識されている。株価は5月上旬の段階では1万円大台に乗せていたが、時価は既に30%以上も水準を切り下げた状態にある。時価総額も12兆円台を下回った。投資家の思惑が錯綜するなか商いも活発化しており、売買代金は全市場を通じてトップとなっている。