東邦金がカイ気配で始まる、4~6月期営業黒字転換で対通期進捗率が7割に
東邦金属<5781>がカイ気配スタートで大幅続伸。前日は全体地合い悪のなかも一時200円以上の上昇をみせ1295円まで買われたが、その後は上げ幅を縮小する展開をみせていた。きょうは前日引け後の決算発表を受けて改めて買い直されている。同社が28日取引終了後に発表した21年4~6月期決算は営業損益が1億2200万円(前年同期は1700万円の赤字)と黒字転換を果たした。タングステン、モリブデン製品が需要低迷期を脱したほか、自動車用電極部品が好調で収益を押し上げている。損益面では工場稼働率の改善効果が反映された。第1四半期時点での通期予想に対する進捗率も71%に達しており、増額修正の可能性が高まったことから、これを評価する買いを呼び込んでいる。