東京機が異彩人気、アジアインベストメントファンドの買い増し加速で需給相場に発展
東京機械製作所<6335>が異彩人気で4連騰、今月中旬を境に一気に上げ足を強めており、前日はストップ高に買われた。きょうを含めた直近10営業日で下げた日はわずか1日しかなく、この間に株価を85%も上昇させている。新聞輪転機メーカーでデジタル印刷機などのITシフトで再建を図っているが収益環境は厳しい。継続企業注記銘柄でもあり、株価上昇局面では空売りを呼び込む格好となっているが、それが踏み上げ相場形成の下地となっている。アジアインベストメントファンドが同社株を一貫して買い増し、直近では保有株比率が24%弱(共同保有)にまで高まっており、これが株式需給面の思惑を呼んでいる。