株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は心理的な支持線レベルを一気に割り込む
日経225先物は11時30分時点、前日比410円安の2万7400円(-1.47%)前後で推移。寄り付きは2万7680円とシカゴ先物清算値(2万7755円)を下回って始まると、その後は下落基調が強まり、一時2万7270円まで下げ幅を広げる展開。前引けにかけてはやや持ち直す形で、ランチタイムでは2万7400円近辺での推移に。
米アマゾン・ドット・コム<AMZN>は予想を下回る決算が嫌気されて時間外で急落しており、グローベックスの米株先物も弱い動きとなったことが、先物へのショートにつながった。さらに、香港ハンセン指数が下落して始まったこともセンチメントを悪化させたようだ。
日経225先物は心理的な支持線である2万7500円を割り込み、ロング筋のクローズのほか、ヘッジ対応に伴う売り圧力も強まる形に。後場はハンセン指数が下げ渋りを見せてきていることもあり、短期的にはショートカバーも意識されやすいだろう。ただし、足元の保ち合いレンジの下限となる2万7500円辺りを早期に回復できないと、売り直される可能性もある。なお、NT倍率は先物中心限月で14.31倍に低下している。
株探ニュース