原油相場は出直り、高値トライの展開へ サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

経済
2021年7月30日 18時19分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY原油についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、NY原油について、『原油相場は出直り、高値トライの展開へ』と述べています。

続けて、『NY原油は、需要回復と石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」による減産に支えられている』とし、『OPECプラスは昨年実施した過去最大規模の協調減産を縮小し、8月からは日量40万バレル増産することで合意したが、今年予想される需要回復幅に比べれば増産幅は小さすぎるとみられている』と述べています。

次に、国際エネルギー機関(IEA)については、『6月の石油市場月報で、世界の石油需要は「2022年末までに新型コロナウイルス流行前の水準を回復する」との予測を示した。21年の世界需要は前年比540万バレル増の日量9640万バレルとなる見通し。今回新たに公表した22年の予測は、同310万バレル増の日量9950万バレルとした。四半期ごとにみると22年7~9月期に日量1億バレルに達し、同10~12月期に1億60万バレルまで伸びる見込み』と解説しています。

そして、『28日に公表された米エネルギー情報局(EIA)による週間在庫統計では、23日時点の米国内原油在庫は前週比410万バレル減の4億3560万バレルと市場予想(290万バレル減)を上回る取り崩しとなった。しかも、在庫は2020年1月31日時点以来の低水準だった』と言及しています。

また、『WTIの受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの在庫も7週連続のマイナスとなり、20年1月17日時点以来の規模に縮小していた。ガソリン、ディスティレート(留出油)の在庫も予想以上に減少し、エネルギー需要の底堅さを示すと受け止められて、72.60ドルの高値をつけた』と伝えています。

こうしたことから陳さんは、今後の原油相場について、『NY原油は75ドルの上値抵抗線をブレイクして、次の目安となる80ドルを目指す可能性が高い』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月29日付「原油相場は出直り、高値トライの展開へ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《FA》

提供:フィスコ

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