東京株式(前引け)=反発、朝安後切り返すも値下がり銘柄数多い
5日前引けの日経平均株価は前営業日比94円71銭高の2万7678円79銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は4億7442万株、売買代金概算は1兆875億円。値上がり銘柄数は880、対して値下がり銘柄数は1159、変わらずは144銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り優勢で始まったがその後日経平均は急速に下げ渋り、すぐにプラス圏に浮上した。前日の米国株市場ではNYダウは安かったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅ながら3日続伸と上昇基調を続けており、為替がドル高円安方向に振れていることなども輸出ハイテク株にポジティブ材料となった。ただ、アジア株が軟調なほか、国内でも新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感は根強く、前引け時点で値下がり銘柄数が値上がり数を上回っている。
個別では日本郵船<9101>が売買代金トップで大幅高に買われ、商船三井<9104>も同様に物色人気となっている。レーザーテック<6920>が上値追い、ソニーグループ<6758>も強い動きをみせた。任天堂<7974>、日本製鉄<5401>なども買いが優勢。シュッピン<3179>が値上がり率トップに買われ、楽天グループ<4755>も値を飛ばした。半面、ファーストリテイリング<9983>が冴えず、リコー<7752>が大きく値を下げた。富士通<6702>も軟調。新日本科学<2395>が急落、ミツバ<7280>、シグマクシス<6088>なども大きく値を下げた。ライオン<4912>の下げも目立つ。
最終更新日:2021年08月05日 12時04分