堺化学が後場一段高、22年3月期業績及び配当予想を上方修正
堺化学工業<4078>は後場一段高となっている。午後2時20分ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を763億円から773億円(前期比9.0%減)へ、営業利益を47億円から60億円(同39.4%増)へ、純利益を43億円から50億円(前期28億300万円の赤字)へ上方修正し、中間・期末各20円の年40円としていた配当予想を各35円の年70円に引き上げたことが好感されている。
積層セラミックスコンデンサー向け誘電体及び誘電体材料ともに、車載用途や通信機器関連向けが好調を維持していることが要因。また、酸化チタンにおいては繊維・フィルム向けの輸出や、グラビアインキ向けを中心に各用途が好調に推移していることも寄与する。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高195億7700万円(前年同期比4.3%減)、営業利益21億3800万円(同2.2倍)、純利益16億3600万円(同3.0倍)だった。