今週の「妙味株」一本釣り! ─ C&R

注目
2021年8月8日 9時00分

●C&R <4763>  【目標株価】2100円(6日終値1690円)

「プロフェッショナル分野の拡大や新規サービス創出に注力」

クリーク・アンド・リバー社 <4763> は、7月29日に年初来高値1799円をつけたあとは上げ一服商状となっている。ただ、25日移動平均線や75日移動平均線は上昇基調を維持しており、先高観は依然として強い。コロナ禍でも着実に収益を積み上げていることから、改めて上値を試す展開が期待できそうだ。

同社は映像やゲーム、Web、広告・出版などのクリエイティブ領域を対象としたエージェンシー(人材派遣及び人材紹介)、プロデュース(制作請負)、ライツマネジメント(知的財産の流通)が主力事業。18のプロフェッショナル(専門職)分野で、32万人超のプロフェッショナルクリエイター及び4万社超のクライアントを持っていることが強みだ。足もとでは、主力のクリエイティブ分野(日本)でゲームやプロデュース、ライツ事業が伸長しているほか、医療分野では慢性的な人材不足や新型コロナウイルスの感染拡大などを背景に医師紹介事業が好調。7月8日に発表された22年2月期第1四半期(3-5月)の連結営業利益は前年同期比17.3%増の12億3000万円となり、上半期計画の16億円に対する進捗率は76.9%となった。

同社は4月に公表した3ヵ年の中期経営計画で、プロフェッショナル分野の更なる拡大(50分野構想の進展)や新規サービスの創出(プロフェッショナルの能力を生かす新たな価値の創造)などを掲げ、事業領域の拡大戦略を加速する構え。最終年度となる24年2月期の連結営業利益目標は35億円(22年2月期見通しは28億5000万円)としている。

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