冶金工が急反発、22年3月期業績及び配当予想を上方修正
日本冶金工業<5480>が急反発し年初来高値を更新している。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1240億円から1310億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を93億円から130億円(同2.1倍)へ、純利益を60億円から75億円(同99.2%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各35円の年70円としていた配当予想を中間・期末各40円の年80円に引き上げると発表したことが好感されている。
戦略分野である高機能材が、太陽光発電関連向けを中心に中国向け需要が拡大したほか、高機能材の生産性向上やリードタイム短縮、販売価格の適正化を図ったことが寄与した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高314億8200万円(前年同期比8.8%増)、営業利益37億6800万円(同99.1%増)、純利益34億3300万円(同4.9倍)だった。