富士ソフト---2Q増収増益、年間配当金の増配を発表

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2021年8月10日 11時34分

富士ソフト<9749>は6日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.1%増の1,325.08億円、営業利益が同3.4%増の87.31億円、経常利益が同9.0%増の94.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.3%増の46.53億円となった。

SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前年同期比9.2%増の1,266.12億円、営業利益は同6.3%増の82.86億円となった。組込系/制御系ソフトウェアにおいては、自動車関連の減収の影響があったが、社会インフラ系が好調に推移し増収となり、機械制御案件の原価率悪化により減益となった。業務系ソフトウェアにおいては、金融業やシステムインフラ構築が堅調に推移し増収・増益となった。プロダクト・サービスにおいては、他社ライセンスおよびハードウェア製品販売が好調に推移したことにより増収・増益となった。アウトソーシングにおいては、官公庁案件および海外顧客の店舗休業によるサービス利用料の減少等により減収となり、原価率の改善により増益となった。

ファシリティ事業の売上高は前年同期比5.7%減の12.52億円、営業利益は同11.4%減の4.06億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響による貸会議室需要の減少等により、減収減益となった。

その他においては、コンタクトセンター事業の減収などにより、売上高は前年同期比12.4%減の46.44億円、営業利益は同79.7%減の0.38億円となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.3%増の2,490.00億円、営業利益が同2.1%増の163.00億円、経常利益が同3.4%増の169.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の89.00億円とする期初予想を据え置いている。

また、同日、2021年12月期の年間配当予想については、今期の業績を勘案し、2.00円増額となる1株当たり52.00円とすることを発表した。

《ST》

提供:フィスコ

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