話題株ピックアップ【昼刊】:三井金、TOWA、チャームケア
■チャームケア <6062> 1,379円 +300 円 (+27.8%) ストップ高買い気配 11:30現在 東証1部 上昇率トップ
チャーム・ケア・コーポレーション<6062>がストップ高カイ気配。前週末6日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想を発表し、売上高は300億円(前期229億8400万円)、純利益は30億円(同15億3500万円)だった。会計基準の変更により単純比較はできないものの大幅な増収増益見通しとなったことから、これを好感した買いが膨らんでいる。介護事業では既存施設の入居率が高い水準を維持しており、今期は新たに8ホームの開設を予定している。また、子会社が手掛ける人材派遣などの事業エリア拡大や業務提携しているシップヘルスケアホールディングス<3360>との連携強化を図るほか、新事業である介護施設向けの不動産開発事業などが収益に寄与する見込み。
■ロランドDG <6789> 3,125円 +470 円 (+17.7%) 一時ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率2位
6日に決算を発表。「今期経常を34%上方修正、配当も20円増額」が好感された。
ローランド ディー.ジー. <6789> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は30.5億円の黒字(前年同期は12.1億円の赤字)に浮上し、従来予想の22億円の黒字を上回って着地。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の40円→60円(前期は10円)に大幅増額修正した。
■小野建 <7414> 1,590円 +217 円 (+15.8%) 一時ストップ高 11:30現在 東証1部 上昇率3位
小野建<7414>は一時ストップ高。独立系の鉄鋼商社で鋼材や建設機材などを取り扱うが、足もとの収益好調で会社側の想定を大きく上回って推移しており、6日取引終了後に22年3月期の業績予想を大幅に増額修正、これが投資資金の食指を動かした。営業利益は従来予想の58億9100万円から93億5500万円(前期比43.7%増)と急拡大、減益予想から一転して4割を超える大幅増益見通しに変わった。しかも17期ぶりの過去最高益更新となる。好業績を背景に年間配当も従来計画の60円に32円も上乗せし92円(前期実績は65円)にすることを発表、PER5倍台、PBR0.4倍台、配当利回り5.5%は超割安といえるだけに買い人気が盛り上がった。
■サン電子 <6736> 3,240円 +400 円 (+14.1%) 11:30現在
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地」が好感された。
サン電子 <6736> [JQ] が8月6日大引け後(17:20)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.4億円の黒字(前年同期は10.6億円の赤字)に浮上して着地した。
■芝浦電子 <6957> 5,840円 +710 円 (+13.8%) 11:30現在
芝浦電子<6957>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は6日取引終了後に、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比3.1倍の13億8800万円となり、上半期計画20億5000万円に対する進捗率は67.7%となった。売上高は同34.3%増の77億900万円で着地。新型コロナウイルスワクチン接種の進展による世界経済の回復傾向を追い風に、ホームアプライアンス分野やオートモーティブ分野などが伸長した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
■日本冶金工業 <5480> 2,822円 +336 円 (+13.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率7位
日本冶金工業<5480>が急反発し年初来高値を更新している。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1240億円から1310億円(前期比16.5%増)へ、営業利益を93億円から130億円(同2.1倍)へ、純利益を60億円から75億円(同99.2%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各35円の年70円としていた配当予想を中間・期末各40円の年80円に引き上げると発表したことが好感されている。戦略分野である高機能材が、太陽光発電関連向けを中心に中国向け需要が拡大したほか、高機能材の生産性向上やリードタイム短縮、販売価格の適正化を図ったことが寄与した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高314億8200万円(前年同期比8.8%増)、営業利益37億6800万円(同99.1%増)、純利益34億3300万円(同4.9倍)だった。
■日本ピラー工業 <6490> 2,594円 +309 円 (+13.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
日本ピラー工業<6490>に物色人気集中、気配値のまま株価を上昇させ高値圏もみ合いを上放れ、6月17日につけた上場来高値2389円奪回が意識される状況にある。半導体製造装置向け継ぎ手やメカニカルシールなどを主力展開し高水準の受注を獲得している。前週末6日取引終了後、21年4~6月期決算を発表、営業利益段階で前年同期比2.2倍の23億1300万円と倍増した。これを受けて会社側では22年3月期予想も大幅増額、同利益は従来予想の60億円から80億円(前期比65%増)に修正しており、これがサプライズを呼んだ。更に年間配当についても従来計画の60円から70円に10円上乗せ(前期実績は50円)しており、これも人気を増幅させている。
■フルヤ金属 <7826> 7,160円 +820 円 (+12.9%) 11:30現在
6日に決算を発表。「今期経常は10%増で2期連続最高益、前期配当を20円増額・今期も150円継続へ」が好感された。
フルヤ金属 <7826> [JQ] が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。21年6月期の連結経常利益は前の期比2.8倍の105億円に急拡大し、22年6月期も前期比9.9%増の116億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を130円→150円(前の期は80円)に増額し、今期も150円を継続する方針とした。
■大建工業 <7905> 2,429円 +270 円 (+12.5%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
6日に決算を発表。「今期経常を34%上方修正・33期ぶり最高益、配当も10円増額」が好感された。
大建工業 <7905> が8月6日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比5.5倍の47億円に急拡大した。業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の40円→45円に増額し、下期配当も従来計画の40円→45円に増額修正した。年間配当は90円(前期は70円)となる。
■カルタHD <3688> 2,119円 +200 円 (+10.4%) 11:30現在
CARTA HOLDINGS<3688>が続急伸し年初来高値を更新している。6日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を245億円から250億円(前期比11.2%増)へ、営業利益を38億円から45億円(同29.9%増)へ、純利益を24億円から31億2000万円(同75.2%増)へ上方修正したことが好感されている。パートナーセールス事業で、前年はコロナ禍で抑制されていたブランド広告の出稿需要が好調に推移したことが要因としている。また、売上高ミックスが変化し利益率が向上したことも寄与する。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高126億2900万円(前年同期比13.6%増)、営業利益29億4000万円(同47.6%増)、純利益22億1500万円(同2.2倍)だった。
■三井金属 <5706> 3,405円 +320 円 (+10.4%) 11:30現在
三井金属<5706>が急伸している。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を5850億円から6250億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を360億円から510億円(同0.1%減)へ、純利益を220億円から370億円(同17.2%減)へ上方修正したことが好感されている。キャリア付極薄銅箔の販売量の増加が見込まれることに加えて、金属価格が想定を上回って推移していること、またそれに伴い在庫要因が好転していることなどが理由としている。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高1470億4700万円(前年同期比59.1%増)、営業利益200億6900万円(前年同期3億6600万円の赤字)、純利益187億5700万円(前年同期比69.8%増)だった。
■JBR <2453> 1,094円 +101 円 (+10.2%) 11:30現在
6日に決算を発表。「10-6月期(3Q累計)経常が18%増益で着地・4-6月期も12%増益」が好感された。
ジャパンベストレスキューシステム <2453> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。21年9月期第3四半期累計(20年10月-21年6月)の連結経常利益は前年同期比18.5%増の13億円に伸び、通期計画の17億円に対する進捗率は76.9%に達し、5年平均の74.0%も上回った。
■ミズノ <8022> 2,796円 +241 円 (+9.4%) 11:30現在
ミズノ<8022>が大幅高で3日続伸し年初来高値を更新している。6日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を50億円から70億円へ、純利益を35億円から50億円へ上方修正したことが好感されている。売上高は1750億円の従来見通しを据え置いたものの、米州や欧州などの地域でゴルフクラブやランニングシューズが好調に推移したことに加えて、コロナ下で進めたコスト削減策が定着したことなどが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高428億7000万円、営業利益32億4900万円、純利益27億4800万円だった。なお、会計基準の変更に伴い前期及び前年同期との比較はない。
■TOWA <6315> 2,810円 +238 円 (+9.3%) 11:30現在
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は9.6倍増益で着地」が好感された。
TOWA <6315> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.6倍の27.1億円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の53億円に対する進捗率は51.2%に達し、5年平均の41.7%も上回った。
■WDBホールディングス <2475> 3,275円 +260 円 (+8.6%) 11:30現在
6日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は26%増益で着地」が好感された。
WDBホールディングス <2475> が8月6日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.4%増の17.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は66.4%に達し、5年平均の50.3%も上回った。
■那須電機鉄工 <5922> 9,880円 +1,500 円 (+17.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
那須電機鉄工<5922>がストップ高カイ気配。同社は6日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しを前期比12.4%増の20億円(従来予想は12億5000万円)と、一転して増益に引き上げたことが好感されているようだ。売上高の見通しも同3.8%増の224億円(従来予想は221億円)に上方修正。足もとで金物が通信関連向けに好調なほか、建築・道路関連事業では前期から繰り越しのETC設備工事が順調に推移していることから、通期業績を見直した。
■愛光電気 <9909> 2,275円 +400 円 (+21.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
愛光電気<9909>がストップ高の2275円でカイ気配となっている。6日の取引終了後、MBOの一環として近藤保社長が代表を務めるAKコーポレーション(神奈川県小田原市)が、同社株に対してTOBを実施すると発表しており、TOB価格2360円にサヤ寄せする格好となっている。株式を非公開化することで、短期的な収益にとらわれることなく、抜本的な事業戦略を実行するのが狙い。買付予定数は76万6424株(下限47万4920株、上限設定なし)で、買付期間は8月10日から9月28日まで。TOB成立後、愛光電気は所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所は、同社株式を8月6日付で監理銘柄(確認中)に指定している。
●ストップ高銘柄
フォースタートアップス <7089> 2,310円 +400 円 (+20.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
グローバルウェイ <3936> 6,210円 +1,000 円 (+19.2%) ストップ高 11:30現在
カーディナル <7855> 773円 +100 円 (+14.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース