不二精機---2Qは2ケタ増収・大幅な増益、出成形用精密金型及び成形システム事業・精密成形品その他事業ともに業績を牽引

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2021年8月10日 12時11分

不二精機<6400>は6日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比18.4%増の37.88億円、営業利益が同67.0%増の3.75億円、経常利益が同500.8%増の3.97億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が3.66億円(前年同期は0.27億円の利益)となった。

同社グループは、中期スロ-ガンとして「安心をお届けする不二精機グループ」を掲げ、品質管理体制の徹底強化によるグループ一体となった顧客満足の更なる追求を図り、精密金型のコア技術をもとに自動車及び二輪車などの成形事業分野への積極的な展開を行い、顧客への高付加価値製品の提供による安定受注の拡大に努めた。

当第2四半期累計期間について、射出成形用精密金型及び成形システム事業、精密成形品その他事業ともに海外市場を中心にコロナ禍からの回復が進み、売上高全体で増収となった。損益については、射出成形用精密金型及び成形システム事業、精密成形品その他事業の両事業の売上高が増加したことにより、営業利益は増益となった。また、インドネシアの子会社での親会社(同社)からの円建て債務などの評価替えで、前年同期には急激な円高・インドネシアルピア安によって為替差損1.32億円を計上したが、当第2四半期累計期間には為替差益0.49億円を計上し営業外損益が1.80億円改善したことにより、経常利益は大幅な増益となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、第3四半期以降の新型コロナウイルス感染症の影響が不透明とのことで、売上高が前期比21.4%増の71.80億円、営業利益が同59.0%増の4.50億円、経常利益が同183.8%増の4.03億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同276.8%増の3.73億円とする期初計画を据え置いている。

《EY》

提供:フィスコ

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