オークネット急伸、21年12月期業績及び配当予想を上方修正
オークネット<3964>が急伸し年初来高値を更新した。10日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を343億5100万円から366億5500万円(前期比52.2%増)へ、営業利益を44億9600万円から56億円(同51.1%増)へ、純利益を25億1600万円から34億7100万円(同83.0%増)へ上方修正し、あわせて中間・期末各14円の年28円を予定していた配当予想を各19円の年38円に引き上げると発表したことが好感されている。
上期において、デジタルプロダクツ事業で入庫台数の増加により流通台数が堅調に推移したほか、中古端末の需要増加や海外バイヤー網の拡大によるバイイングパワーの増加により、端末の単価が上昇し、その結果取扱高が増加したことが要因。また、業界へのオンラインオークションの浸透が進んだことから、コンシューマープロダクツ事業でオークション取引で成約点数が増加したことも寄与する。
同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高186億1100万円(前年同期比78.7%増)、営業利益35億1500万円(同98.8%増)、純利益23億8300万円(同2.3倍)だった。