東京株式(前引け)=続伸、米株高に追随し2万8000円台乗せ
11日前引けの日経平均株価は前営業日比181円13銭高の2万8069円28銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億9024万株、売買代金概算は1兆3477億円。値上がり銘柄数は1455、対して値下がり銘柄数は644、変わらずは89銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウが最高値を更新したことを受け、景気敏感株を中心に広範囲にリスク選好ムードが高まり、日経平均は上値追い基調を強めた。前場中盤に伸び悩み2万7000円台に押し戻される場面はあったが、その後買い直され、前引けは2万8000円台で着地している。バイデン米政権が掲げる1兆ドル規模のインフラ投資法案が米上院を通過したことを背景に、米経済回復への期待感が東京市場にも波及した。前場の売買代金も1兆3000億円台と高水準。
個別では任天堂<7974>が高く、日本郵船<9101>も買いを集めた。ブリヂストン<5108>も活況高。ファーストリテイリング<9983>が高く、ダイキン工業<6367>も値を上げた。KeePer技研<6036>、東邦亜鉛<5707>が値を飛ばし、名村造船所<7014>も物色人気化している。半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連の下げが目立つ。イーレックス<9517>が大幅安、メディカル・データ・ビジョン<3902>なども大幅下落した。