概況からBRICsを知ろう 上海総合は3日続伸、好調地合いを継ぐ流れ

【ブラジル】ボベスパ指数　122056.30　-0.12％

11日のブラジル株式市場は、小幅続落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比0.12％（146.20ポイント）安の122056.30で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では38が上昇、46が下落、変わらずは0。米長期金利上昇に対する警戒感は低下したが、経済見通しは不透明であり、株価指数はさえない動きとなった。

【ロシア】MICEX指数　3877.37　+0.39％

11日のロシア株式市場は3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比0.39％（15.05ポイント）高の3877.37で引けた。引き続き原油高が好感されたようだ。日中の取引レンジは3856.61－3886.78。

【インド】SENSEX指数　54525.93　-0.05％

11日のインド株式市場は、まちまちの値動き。ムンバイ証券取引所の30社株価指数SENSEXは前日比0.05％（28.73ポイント）安の54525.93、ナショナル証引所の主要50社株価指数ニフティは、同0.01％（2.15ポイント）高の16282.25で取引終了。

SENSEX指数の構成銘柄では、13が上昇、17が下落、変わらずは0で、売りが優勢となった。タタ・スチール（TATA）の上げが目立った。一方、バジャジ・オート（BJAUT）はさえない動きとなった。

【中国本土】上海総合指数　3532.62　+0.08％

11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.69ポイント（0.08％）高の3532.62ポイントと小幅ながら3日続伸した（上海A株指数は0.08％高の3702.51ポイント）。

前日までの好調地合いを継ぐ流れ。経済回復ペースの遅れが警戒される中、当局は景気対策を強めるとの見方が続いている。資金流入の期待も高まる状況。中国国内では6月以降、新規の投資ファンドが相次ぎ立ち上げられた。ただ、上値は重い。国内で新型コロナウイルス感染が拡大し、行動規制が強化されていることを不安視してる。

《AK》

提供：フィスコ