富士フイルムは大幅続伸、ヘルスケア事業好調で22年3月期業績予想を上方修正
富士フイルムホールディングス<4901>は大幅続伸し年初来高値を更新した。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆4400億円から2兆5000億円(前期比14.0%増)へ、営業利益を1800億円から2000億円(同20.9%増)へ、純利益を1300億円から1600億円(同11.7%減)へ上方修正したことが好感されている。
3月末に日立製作所<6501>から画像診断関連事業の買収を完了したことで、メディカルシステム事業が伸長していることに加えて、バイオ医薬品のプロセス開発受託及び製造受託が好調に推移するなどヘルスケア事業が好調なことが要因としている。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高5826億5300万円(前年同期比27.7%増)、営業利益563億1800万円(同2.8倍)、純利益573億700万円(同2.1倍)だった。