児玉化学工業---1Q増収増益、通期業績予想の上方修正を発表

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2021年8月16日 10時44分

児玉化学工業<4222>は12日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比24.5%増の38.60億円、営業利益が同2,097.4%増の2.93億円、経常利益が2.72億円(前期は0.31億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同55.1%増の2.06億円となった。

自動車部品事業の売上高は前年同期比38.0%増の23.35億円、セグメント利益は2.02億円(前年同期は0.84億円の損失)となった。国内自動車部門においては、新型コロナウイルス感染症の多大な影響からの回復を受け、国内・海外向けSUV車を中心に売上高は大幅に増加した。また、海外自動車部門においても、タイのECHO AUTOPARTS (THAILAND) CO.,LTD.でも前年同期と比べ回復基調となり売上高は増加した。

住宅設備・冷機部品事業の売上高は同8.5%増の12.60億円、セグメント利益は同105.5%増の1.83億円となった。国内住宅設備部門においては、新型コロナウイルス感染症影響からの回復により、住宅リフォーム需要が戻ってきたことや、DIYなどの巣篭り需要が好調に推移し、売上高は増加した。また、海外冷機部品部門においては、タイのTHAI KODAMA CO.,LTD.は引き続き輸出需要の縮小やコンビニエンスストア向けの不振の影響を受け、売上高は減少した。ベトナムのTHAI KODAMA (VIETNAM)CO.,LTD.では業務冷蔵庫用部品が好調に推移し、売上高は増加した。

アドバンスドマーケット事業の売上高は同7.4%増の2.65億円、セグメント利益は同4.8%増の0.23億円となった。ゲームソフトパッケージの事業で、昨年ほどの需要の増加は無かったが、新規に参入したIT機器事業や植物工場向け事業の売上が寄与したことにより増収・増益となった。

2022年3月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比10.3%増(前回予想比6.4%増)の151.80億円、営業利益が同86.7%増(同18.8%増)の9.50億円、経常利益が同147.2%増(同24.3%増)の8.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同80.0%増(同43.2%増)の6.30億円としている。

《NB》

提供:フィスコ

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