話題株ピックアップ【昼刊】:ブシロード、フェローテク、富士フイルム

注目
2021年8月16日 11時39分

■ダブルスタンダード <3925>  6,230円  +1,000 円 (+19.1%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ダブルスタンダード<3925>がカイ気配スタートとなっている。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を54億円から64億円(前期比45.1%増)へ、営業利益を16億円から17億円(同53.3%増)へ、純利益を10億7000万円から11億3700万円(同52.2%増)へ上方修正したことが好感されている。足もとで既存・新規顧客からの受託案件が拡大していることに加えて、従来予想策定時に不確定だった見込み案件が順調に進捗していることが要因としている。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高23億1100万円(前年同期比2.6倍)、営業利益4億6700万円(同2.5倍)、純利益3億1000万円(同2.8倍)だった。

■ブシロード <7803>  2,708円  +434 円 (+19.1%)  11:30現在

ブシロード<7803>が急騰。前週末13日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。あわせて上限を80万株(発行済み株数の4.89%)、または20億円とする自社株買いを8月16日~11月30日に実施すると発表しており、これらが好感されている。また、21年12月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表しており、これも好材料視されている。毎年12月31日時点で3単元(300株)以上を保有する株主を対象に、ECサイト「ブシロード オンラインストア」で利用できるポイントを保有株数に応じて3000~2万ポイント贈呈する。なお、同時に発表した21年6月期連結決算は11カ月の変則決算であり、売上高325億6900万円、営業利益3億4400万円、最終損益2億8400万円の赤字だった。22年6月期業績予想は売上高367億円、営業利益13億円、最終利益7億円を見込んでいる。

■フェローテク <6890>  3,190円  +504 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在

フェローテックホールディングス<6890>がカイ気配スタート。前週末13日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を1050億円から1150億円(前期比25.9%増)へ、営業利益を150億円から200億円(同2.1倍)へ増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。あわせて、通期で18円の特別配当(中間・期末それぞれ9円)を実施することも発表しており、年間配当予想は46円(前期30円)となる見通し。半導体製造装置向けの真空部品や各種マテリアル製品の販売、精密再生洗浄サービスが堅調なほか、主力のサーモモジュールも5G通信システム機器向けや医療検査機器向けを中心に引き続き堅調に推移した。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)の決算は、売上高276億5900万円(前年同期比34.8%増)、営業利益48億1700万円(同3.1倍)だった。

■ファイバーゲート <9450>  1,589円  +198 円 (+14.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

ファイバーゲート<9450>が急伸し一時、前週末比231円(16.6%)高の1622円に買われている。前週末13日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想を発表し、売上高107億5000万円(前期比26.6%増)、営業利益17億7000万円(同13.5%増)、純利益11億8000万円(同15.8%増)と2ケタ営業増益を見込むことが好感されている。リモートワーク定着に伴い、レジデンスWi-Fi累積契約戸数が前期比10万戸超の増加となる47万7000戸になると想定しており、ホームユース事業が今期も業績を牽引する見通し。一方のビジネスユース事業も新規需要先の開拓進捗を見込み、増収増益へ転換を見込む。なお、21年6月期決算は、売上高84億9100万円(前の期比14.4%増)、営業利益15億5900万円(同26.3%増)、純利益10億1900万円(同41.0%増)だった。

■恵和 <4251>  3,845円  +445 円 (+13.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

13日に決算を発表。「今期経常を65%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も5円増額」が好感された。

恵和 <4251> が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の10.6億円に急拡大し、従来予想の6.5億円を上回って着地。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は13.5円)に大幅増額修正した。

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■フリークHD <6094>  1,774円  +199 円 (+12.6%)  11:30現在

フリークアウト・ホールディングス<6094>が急伸している。前週末13日の取引終了後、21年9月期の連結業績予想について、売上高を270億円から290億円(前期比16.6%増)へ、営業利益を2億円から9億円(同4.3倍)へ上方修正したことが好感されている。国内でコネクテッドテレビや動画領域を中心とする事業が好調なことに加えて、海外で米子会社プレイワイヤー社が計画を大きく上回る水準で成長していることが要因としている。なお、第3四半期累計(20年10月~21年6月)決算は、売上高218億8600万円(前年同期比17.2%増)、営業利益8億6100万円(同7.7倍)だった。

■バイセル <7685>  4,720円  +395 円 (+9.1%)  11:30現在

13日に決算を発表。「今期経常を42%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。

BuySell Technologies <7685> [東証M] が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比6.2倍の13.1億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の15.5億円→22億円(前期は9.2億円)に41.8%上方修正し、増益率が68.3%増→2.4倍に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

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■富士フイルム <4901>  8,560円  +584 円 (+7.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位

富士フイルムホールディングス<4901>は大幅続伸し年初来高値を更新した。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆4400億円から2兆5000億円(前期比14.0%増)へ、営業利益を1800億円から2000億円(同20.9%増)へ、純利益を1300億円から1600億円(同11.7%減)へ上方修正したことが好感されている。3月末に日立製作所<6501>から画像診断関連事業の買収を完了したことで、メディカルシステム事業が伸長していることに加えて、バイオ医薬品のプロセス開発受託及び製造受託が好調に推移するなどヘルスケア事業が好調なことが要因としている。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高5826億5300万円(前年同期比27.7%増)、営業利益563億1800万円(同2.8倍)、純利益573億700万円(同2.1倍)だった。

■シチズン時計 <7762>  470円  +32 円 (+7.3%)  11:30現在

シチズン時計<7762>が年初来高値更新。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を2600億円から2680億円(前期比29.7%増)へ、営業利益を100億円から138億円(前期95億5100万円の赤字)へ、最終利益を90億円から115億円(同251億7300万円の赤字)へ上方修正し、あわせて中間・期末各7円の年14円を予定していた配当予想を中間・期末各9円の年18円に引き上げたことが好感されている。時計事業で北米及び中国市場のEC販売が好調に推移していることに加えて、ムーブメント販売で高付加価値アナログクオーツムーブメントが回復していることが要因。また、中国及び欧州市場で工作機械の需要が想定以上に回復していることも寄与する。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高657億5900万円(前年同期比78.4%増)、営業利益42億3200万円(前年同期56億5100万円の赤字)、最終利益43億9600万円(同67億5500万円の赤字)だった。

■ガンホー <3765>  2,204円  +134 円 (+6.5%)  11:30現在

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅高で3日続伸。前週末13日の取引終了後、21年12月期上期(1~6月)の決算を発表し、売上高が前年同期比21.0%増の510億3600万円、営業利益が同39.5%増の172億2500万円で着地したことが好感されているようだ。「パズル&ドラゴンズ」のMAU(月に1回以上ゲームにログインしている利用者)が引き続き堅調に推移したほか、ニンテンドースイッチ向け対戦ゲーム「ニンジャラ」のユーザー層拡大に取り組んだことなどが奏功した。あわせて、上限を310万株(発行済み株数の4.57%)、または50億円とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は8月16日から9月22日まで。

■建設技術研究所 <9621>  2,441円  +140 円 (+6.1%)  11:30現在

13日に決算を発表。「上期経常が34%増益で着地・4-6月期も21%増益」が好感された。

建設技術研究所 <9621> が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比33.7%増の36.2億円に拡大し、通期計画の49億円に対する進捗率は74.0%に達し、5年平均の59.9%も上回った。

⇒⇒建設技術研究所の詳しい業績推移表を見る

■荏原 <6361>  5,770円  +210 円 (+3.8%)  11:30現在

荏原<6361>が大幅反発し実質01年5月以来の高値水準となっている。前週末13日の取引終了後、21年12月期の連結業績予想について、売上高を5740億円から5915億円へ、営業利益を455億円から560億円へ、純利益を295億円から370億円へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末配当を80円に引き上げ年間配当を130円としたことが好感されている。会計基準の変更に伴い前期との比較はないものの、風水力事業や精密・電子事業における受注高・売上高が増加していることが要因としている。なお、第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高2741億5400万円(前年同期比11.7%増)、営業利益248億5800万円(同94.7%増)、純利益169億2600万円(同2.4倍)だった。

■Appier <4180>  1,687円  +37 円 (+2.2%)  11:30現在

Appier Group<4180>が続伸。SMBC日興証券は13日、同社株の投資評価「1」を継続するとともに、目標株価を2100円から2300円に引き上げた。同社は5日に第2四半期(1~6月)の連結決算を発表するとともに、21年12月通期の最終損益を16億7400万円の赤字から14億2500万円の赤字(前期は14億5400万円の赤字)に上方修正した。この決算に対して、同証券では「ポジティブ」と評価。四半期ごとの着実な業績伸長や粗利率向上が確認されれば、同社株に対するSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)銘柄内での相対的な評価向上が見込めるだろうとみている。

■ニューラルポケット <4056>  2,620円  -700 円 (-21.1%) ストップ安売り気配   11:30現在

13日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は81%減益」が嫌気された。

ニューラルポケット <4056> [東証M] が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比95.6%増の8800万円に拡大したが、通期計画の3億7000万円に対する進捗率は23.8%にとどまり、前年同期の30.4%も下回った。

⇒⇒ニューラルポケットの詳しい業績推移表を見る

■ソースネクスト <4344>  241円  -52 円 (-17.8%)  11:30現在  東証1部 下落率3位

13日に決算を発表。「今期経常を一転78%減益に下方修正、配当も0.37円減額」が嫌気された。

ソースネクスト <4344> が8月13日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は6億2300万円の赤字(前年同期は5300万円の黒字)に転落した。業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の0.41円→0.04円(前期は0.21円)に大幅減額修正した。

⇒⇒ソースネクストの詳しい業績推移表を見る

■パワーソリューションズ <4450>  2,607円  +500 円 (+23.7%) ストップ高   11:30現在

パワーソリューションズ<4450>がストップ高に買われている。前週末13日の取引終了後、21年12月期の単独業績予想について、売上高を28億7200万円から32億円(前期比19.5%増)へ、営業利益を1億8700万円から2億9200万円(同3.5倍)へ、純利益を1億1300万円から1億9300万円(同2.8倍)へ上方修正したことが好感されている。前期第3四半期以降受注環境が想定以上に改善していることが要因としている。なお、4月9日にエグゼクションを子会社化したのに伴う21年12月期の連結業績予想について、売上高37億5400万円、営業利益3億2700万円、純利益2億3100万円を見込むとしている。同時に発表した第2四半期(1~6月)連結決算は、売上高14億9600万円、営業利益1億1900万円、純利益7800万円となった。

■Mipox <5381>  856円  +150 円 (+21.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

Mipox<5381>がカイ気配。前週末13日の取引終了後、22年3月期業績予想の上方修正を発表し、営業利益を4億円から8億円(前期比2.2倍)へ増額しており、これを好感した買いが入っているようだ。売上高見通しも77億円から83億5000万円(同13.4%増)へ引き上げた。足もとの受注環境を精査した結果、想定を上回る売り上げを確保できたことに加え、新規受注の増加などもあり、こうしたことが業績押し上げに貢献する見込み。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高25億8800万円(前年同期比55.9%増)、営業利益4億7900万円(前年同期は収支均衡)だった。

■オプティマスグループ <9268>  1,732円  +300 円 (+20.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

オプティマスグループ<9268>がカイ気配のまま気配値を切り上げ、ストップ高の1732円水準でカイ気配となっている。前週末13日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を262億円から386億円(前期比54.9%増)へ、営業利益を9億6600万円から24億5000万円(同2.8倍)へ、最終利益を9億2100万円から20億5000万円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて中間20円・期末25円の年45円を予定していた配当予想を中間45円・期末55円の年100円に引き上げたことが好感されている。 主力のニュージーランド向け中古自動車輸出がシェアアップとともに旺盛な需要と円安による価格上昇で収益を押し上げていることが要因。また、新型コロナウイルス感染症の影響から回復が遅れていた検査事業も収益改善策の進捗や円安効果で徐々に回復に向かっていることも寄与する。なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高112億600万円(前年同期比3.9倍)、営業利益7億2400万円(前年同期2億7500万円の赤字)、最終利益9億4300万円(同1億5100万円の赤字)だった。

●ストップ高銘柄

玉井商船 <9127>  2,329円  +400 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在

リビングPF <7091>  4,450円  +700 円 (+18.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、10銘柄

●ストップ安銘柄

オークファン <3674>  837円  -300 円 (-26.4%) ストップ安売り気配   11:30現在

エフオン <9514>  903円  -300 円 (-24.9%) ストップ安   11:30現在

EAJ <6063>  1,109円  -300 円 (-21.3%) ストップ安   11:30現在

アルマード <4932>  678円  -150 円 (-18.1%) ストップ安   11:30現在

サイジニア <6031>  2,372円  -500 円 (-17.4%) ストップ安   11:30現在

など、11銘柄

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