東京株式(前引け)=前日比536円安、売り膨らみ下値探る展開
16日前引けの日経平均株価は前週末比536円03銭安の2万7441円12銭。前場の東証1部の売買高概算は5億4524万株、売買代金は1兆2172億円。値上がり銘柄数は232、値下がり銘柄数は1888、変わらずは64銘柄だった。
日経平均株価は大幅安。新型コロナウイルス変異種(デルタ株)の感染拡大が嫌気されたほか、為替相場は1ドル=109円前半へ円高が進行したことが株価の下落要因となった。アフガニスタンの政情不安も地政学リスクの高まりとして警戒された。この日発表された4~6月期国内総生産(GDP)は市場予想を上回ったが市場の反応は限定的だった。
個別銘柄では、トヨタ自動車<7203>やレーザーテック<6920>、ソフトバンクグループ<9984>が安く、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>も値を下げた。半面、日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>など海運株が高く、富士フイルムホールディングス<4901>やスノーピーク<7816>が値を飛ばした。