株価指数先物【引け後コメント】 2万7500円水準をキープできずロング筋のポジション圧縮に

市況
2021年8月17日 17時45分

大阪9月限

日経225先物 27360 -120 (-0.43%)

TOPIX先物 1912.0 -10.0 (-0.52%)

日経225先物(9月限)は前日比120円安の2万7360円で取引を終了。寄り付きは2万7690円とシカゴ先物清算値(2万7660円)にサヤ寄せする格好で買い先行で始まり、2万7740円まで上昇幅を広げた。ただし、前日の大幅な下落に対する自律反発の域は脱せず、その後は戻り売りに押され、前引けにかけて2万7500円水準まで上げ幅を縮める場面が見られた。後場は概ね2万7470円~2万7540円水準で保ち合ったものの、14時半辺りから軟化すると、大引け間際には一時2万7340円まで下落幅を拡大し、2万7360円で取引を終えた。

注目された東京エレクトロン <8035> の決算反応は、一時2%を超える上昇を見せ、朝方こそ日経平均株価の押し上げに寄与した。しかし、結局のところ全体相場はマイナスで終え、東京エレクトロンも買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、後場に入ると下げに転じた。

また、ハンセン指数が1.5%を超える下落で推移していたほか、グローベックスの米株先物でNYダウ先物が150ドル超の下落で推移するなか、日経225先物は底堅さを見せていた2万7500円水準をキープできず、ロング筋のポジション圧縮につながったようだ。

NT倍率は先物中心限月で14.30倍と若干上昇したものの、前日の終値水準での推移だった。東京エレクトロンのほか、ソフトバンクグループ<9984>、エムスリー<2413>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさ株の弱い値動きが続くなか、NTショートに向かいやすい需給状況であろう。

手口面では、日経225先物はバークレイズが870枚、UBSが510枚、ドイツが400枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1230枚、JPモルガンが440枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はSMBC日興が1010枚、ドイツが930枚、BofAが710枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが870枚、ソジェンが700枚、クレディスイスが620枚、三菱UFJが590枚程度の買い越しだった。なお、若干であるものの、前日に大幅な売り越しが目立っていたクレディスイスとJPモルガンはカバーの動きを見せている。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.