ソフィアホールディングス---1Qは増収・2ケタ増益、通信事業と調剤薬局事業が利益拡大に貢献
ソフィアホールディングス<6942>は13日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.4%増の29.21億円、営業利益が同62.3%増の1.73億円、経常利益が同60.8%増の1.67億円、親会社株主に帰属する四半期期純利益が同53.5%増の1.38億円となった。高採算の通信事業と、M&Aで拡大する調剤薬局事業が利益拡大に寄与した。
インターネット関連事業の売上高は前年同期比39.1%増の2.78億円、セグメント利益は同819.8%増の0.22億円となった。ICT(情報通信技術)を活用したサービスへの需要の高まりにより、SES事業、システム受託開発や、ホスティングサービス、不動産業者向けASPサービスが堅調に推移した。
通信事業の売上高は前年同期比21.2%増の9.23億円、セグメント利益は同26.8%増の1.18億円となった。MVNO、FVNOやISPを中心とした情報通信サービスの企画、運営等、IoT/5Gマーケットに向けた外注先等との連携強化への取り組み等が奏功した。
調剤薬局及びその周辺事業の売上高は前年同期比0.6%減の17.27億円、セグメント利益は同34.5%増の0.60億円となった。医療機関への受診抑制は徐々に緩和の傾向が見られるものの、新型コロナウイルス感染症拡大・長期化の影響により事業環境は依然として不透明である。当第1四半期は前期に不採算店舗を譲渡したことによる売上の減少はあったものの既存店の処方箋枚数の回復が寄与した。なお、当第1四半期末日現在で同社グループの薬局総数は55店舗となった。
同日、2022年3月期通期について初めて連結業績予想を発表した。売上高が前年同期比0.3%増の114.16億円、営業利益が同6.0%増の7.75億円、経常利益が同0.1%増の7.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.8%減の4.98億円としている。
《ST》