概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数はやや強含み、景気回復への期待か

市況
2021年8月18日 11時17分

【ブラジル】ボベスパ指数 117903.80 -1.07%

17日のブラジル株式市場は続落。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比1276.20ポイント安(-1.07%)安の117903.80で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では9が上昇、74が下落、変わらずは1で売りが優勢。新型コロナウイルス変異株の感染拡大が世界経済の持続的な回復を妨げる可能性があることから、16日に続いて複数のセクターに売りが入った。

【ロシア】MICEX指数 3943.01 +1.22%

17日のロシア株式市場は続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比47.70ポイント高(+1.22%)の3943.01で引けた。外部環境の改善は遅れているが、複数のセクターに投資資金が向かった。日中の取引レンジは、3893.44-3944.37。

【インド】SENSEX指数 55792.27 +0.38%

17日のインドSENSEX指数は、やや強含み。前日比209.69ポイント高(+0.38%)の55792.27、ナショナル証引所の主要50社株価指数ニフティは、同51.55ポイント高(+0.31%)の16614.60で推移。SENSEX指数の構成銘柄では、18が上昇、12が下落、変わらずは0で買いがやや優勢。景気回復への期待は残されているようだ。テック・マヒンドラ(TECHHM)の上げが目立った。一方、インダスインド銀行(IIB)ははさえない動きとなった。

【中国本土】上海総合指数 3446.98 -2.00%

17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比70.37ポイント安(-2.00%)の3446.98ポイントと反落した。

投資家のリスク回避スタンスが鮮明化する流れ。米中の景気指標が大幅に下振れる中、経済回復の動きが一服したと懸念された。中国や米国、アジア・オセアニアなどの複数地域で新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、経済活動などの縮小が不安視されている。ニュージーランド首相は17日、全国的なロックダウンを宣言した。また、8月17~20日に開催される全人代常務委員会で複数産業の規制強化方針が示されるとの観測も浮上している。指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、買いの勢いは続かず、引けにかけて下げ幅を拡大した。

《NH》

提供:フィスコ

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