東京株式(前引け)=反落、米株安に追随しリスク回避の売り優勢
19日前引けの日経平均株価は前営業日比191円48銭安の2万7394円43銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は4億9097万株、売買代金概算は1兆533億円。値上がり銘柄数は664、値下がり銘柄数は1410、変わらずは106銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウなど主要株3指数が下落したことを受け、主力株中心にリスク回避の売りが優勢となった。FRBによるテーパリングが早まるとの思惑が買いを手控えさせた。また、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が加速していることも嫌気されている。業種別では医薬品セクターが買われたが、それ以外はほぼ全面安商状。資源関連株や鉄鋼株への売りが目立っている。
個別ではレーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が安く、ソニーグループ<6758>も売られた。日本製鉄<5401>、商船三井<9104>なども軟調。明治海運<9115>は大幅安。東海カーボン<5301>、昭和電工<4004>なども大きく値を下げた。半面、塩野義製薬<4507>、中外製薬<4519>が大幅高に買われ、富士フイルムホールディングス<4901>も堅調。ベイカレント・コンサルティング<6532>も上昇した。わかもと製薬<4512>がストップ高、山崎製パン<2212>、グレイステクノロジー<6541>なども高い。