話題株ピックアップ【昼刊】:ブイキューブ、オンワード、アクロディア

注目
2021年8月27日 11時39分

■ミロク情報サービス <9928>  1,564円  +80 円 (+5.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位

ミロク情報サービス<9928>が大幅高。26日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を70万株(発行済み株数の2.30%)、または10億円としており、取得期間は21年8月27日から22年1月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率を向上させることが目的という。

■ブイキューブ <3681>  1,825円  +34 円 (+1.9%)  11:30現在

ブイキューブ<3681>が3日続伸。26日の取引終了後、バーチャル空間型イベントプラットフォーム「Touchcast(タッチキャスト)」の提供開始を発表しており、これが好感されているようだ。このサービスは、バーチャルイベントシステムを手掛ける米タッチキャストが開発・提供するもので、今回ブイキューブはタッチキャストと国内独占販売契約を締結し提供を行う。

■技研製作所 <6289>  4,660円  +55 円 (+1.2%)  11:30現在

技研製作所<6289>が続伸している。26日の取引終了後、同社が製造販売する杭圧入引抜機「サイレントパイラー」による圧入工法が、シンガポールの「大深度下水道トンネルシステム」の立坑工事に採用されたと発表しており、これが好材料視されている。同工事は、硬質地盤クリア工法を用いてハット形鋼矢板を圧入した同国初の工事。国土の狭いシンガポールでは都市開発において地下空間の活用が進められており、高速道路や鉄道、下水処理施設など、さまざまなインフラや施設が今後も地下に造られる計画となっており、硬質地盤クリア工法によるハット形鋼矢板の圧入は採用拡大が期待されている。

■オンワード <8016>  283円  +2 円 (+0.7%)  11:30現在

オンワードホールディングス<8016>はしっかり。26日の取引終了後、同社及び連結子会社が保有する東京都渋谷区と東京都港区にある固定資産(信託受益権)を売却すると発表。これに伴い、第2四半期連結業績に固定資産売却益約120億円を特別利益として計上するとしたことが好感されている。なお、22年2月期通期の業績予想への影響は、他の要素も含めて現在精査中としている。

■インターアクション <7725>  2,654円  +18 円 (+0.7%)  11:30現在

インターアクション<7725>はしっかり。26日の取引終了後、取引先からイメージセンサ検査関連製品の大口受注を獲得したと発表したことが好感されている。受注金額は1億500万円で、22年5月期第4四半期に売り上げ計上する見込み。なお、業績予想には織り込み済みとしている。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,170円  -37 円 (-0.6%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>は強弱観が対立し売り買いが交錯。5月中旬を境に株価は急落し、3か月間にわたり下げ続ける形となっていたが、今週に入り値ごろ感からの押し目買いが入り下げ止まる兆しをみせていた。しかし、前日の米国株市場で主要株指数が反落し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も6日ぶりに反落したことや、中国当局の自国企業に対する統制強化の動きが懸念材料となり依然として上値は重い。信用取組は直近データで買い残を減らしているものの減少幅はわずかで、今なお信用倍率は10倍を超える水準にある。一方、ポジティブ材料としては同社が出資しているカーシェアリングのスタートアップである米ゲットアラウンドがSPAC(特別買収目的会社)との合併を通じ上場を検討していると海外メディアが報じており、これが株価の下支え効果を発揮している。

■鈴与シンワート <9360>  1,980円  +400 円 (+25.3%) ストップ高   11:30現在

鈴与シンワート<9360>がストップ高に買われる人気となった。同社はデータセンターなどのインフラ及びパッケージソフト・業務ソフト開発などITソリューションを総括対応するシステムインテグレーター。NTTデータ<9613>の2次下請けで開発を手掛け、NECグループなどを主要顧客としている。9月1日発足のデジタル庁が中軸となって電子政府に向けた取り組みが今後活発化することが予想されるほか、民間企業もテレワーク導入の動きが加速しており、株式市場では「脱ハンコ」が投資テーマとして再び意識され始めている。そのなか鈴与シンワはワークフロー処理の時間を大幅に短縮できる印鑑Bot「Biz-Oin(ビズ オーイン)」を提供している。これはMicrosoft Teamsにインストールする電子印鑑アプリで、日常のコミュニケーションで使用しているMicrosoft Teamsで電子申請が可能となり、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)化に貢献する。

■グローバルウェイ <3936>  4,535円  +700 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在

グローバルウェイ<3936>がストップ高の4535円に買われている。26日の取引終了後、9月16日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整えるとともに、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は9月17日。

■アクロディア <3823>  210円  +22 円 (+11.7%)  11:30現在

アクロディア<3823>が急反発。26日の取引終了後、中和抗体検査キットの販売を開始すると発表しており、これが材料視されているようだ。開始時期は9月の予定。資本・業務提携先のダイコーホールディングスグループ(東京都中央区)が輸入取り扱いを始めた検査キットを仕入れて販売する。

■サイジニア <6031>  2,191円  +196 円 (+9.8%)  11:30現在

サイジニア<6031>が大幅に4日続伸となっている。同社は26日、グループのZETAが手掛けるEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」が、JR東日本<9020>が運営するECショッピングモール「JRE MALL(ジェイアールイーモール)」に採用されたことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。「ZETA SEARCH」は、ECサイトの検索で重要とされる「絞り込み」と「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索やサイト内検索エンジンで、大規模・高負荷に対応。キーワード入力時のサポート機能であるサジェスト機能やもしかして検索、ドリルダウン式絞り込みや事前に該当件数を表示するファセットカウントなど多彩な検索機能を持っており、パッケージとしての安定性と迅速な導入に加えて、実装の柔軟性とカスタマイズ性の高いサイト内検索が実現可能という。

■幼児活動研究会 <2152>  1,191円  +105 円 (+9.7%)  11:30現在

幼児活動研究会<2152>が急伸。共同通信が26日、「こども庁創設を検討する自民党の『こども・若者』輝く未来創造本部(本部長・二階俊博幹事長)は、26日の会合で政策の基本方針をまとめ、子どもの視点に立った社会の実現に向け『こどもまんなか基本法(仮称)』を制定することを盛り込んだ」と報じており、これを受けて同社など子育て支援関連の一角に買いが入っている。記事によると、基本法は子ども自身の考えを重視した政策を進めるのが狙いとしており、今秋の衆院選で公約の土台とする方針という。また同様にベビーカレンダー<7363>も一時ストップ高に買われている。

■レオクラン <7681>  3,590円  +300 円 (+9.1%) 一時ストップ高   11:30現在

レオクラン<7681>が連日のストップ高で年初来高値を更新している。同社は、医療機関の新築・移転時に、企画段階から開設に至るまでの総合的なコンサルティングを行い、医療機器設備・情報システムなどを販売する医療機器専門商社。新型コロナウイルスの感染拡大により全国で病床がひっ迫するなか、厚生労働省は都道府県などに対して臨時の医療施設を設置するよう求めていることから、思惑的な買いが入っているようだ。

■スターマイカ <2975>  1,379円  +99 円 (+7.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

スター・マイカ・ホールディングス<2975>が急伸し年初来高値を更新している。26日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、営業利益を29億8200万円から40億700万円(前期比22.1%増)へ、純利益を15億7100万円から22億1500万円(同28.1%増)へ上方修正したことが好感されている。売上高は400億1300万円から374億4000万円(同5.4%減)へ下方修正したものの、リノベーションマンション市場が活況ななか、積極的な販売戦略が奏功し、上期に続いて6月以降も販売利益率が想定を上回って推移していることが利益を押し上げるとしている。同時に、上限を25万株(発行済み株数の1.35%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されている。取得期間は8月26日から11月30日までで、株主への利益還元の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した資本政策の柔軟性・機動性を確保することが目的という。

■テラ <2191>  212円  +10 円 (+5.0%)  11:30現在

テラ<2191>が大幅続伸している。26日の取引終了後、正規代理店を務める米セレックス社製新型コロナウィルス簡易抗体検査キットの大型受注を獲得したと発表したことが好感されている。受注金額は2755万円で、21年12月期第3四半期の売り上げとなる見込みとしている。

■パラカ <4809>  1,857円  +67 円 (+3.7%)  11:30現在

パラカ<4809>が5日続伸し、新値追いとなっている。同社は26日取引終了後に、伊藤忠商事<8001>と資本・業務提携したと発表しており、今後の展開などが期待されているようだ。業務提携の内容は、両社が持つ不動産用地情報の相互提供及び共有、パラカが保有する駐車場などにおける共同での不動産開発事業の検討及び推進など。また、伊藤忠はパラカの筆頭株主である日成ビルド工業(石川県金沢市)から約201万株(発行済み株式総数の19.55%)を8月30日に取得する予定となっている。

●ストップ高銘柄

イーエムネットジャパン <7036>  6,180円  +1,000 円 (+19.3%) ストップ高   11:30現在

アクセルマーク <3624>  735円  +100 円 (+15.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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