話題株ピックアップ【夕刊】(3):ゆうちょ銀、ネクソン、鈴与シンワ

注目
2021年8月31日 15時18分

■ゆうちょ銀行 <7182>  963円  +5 円 (+0.5%)  本日終値

ゆうちょ銀行<7182>がしっかり。30日の取引終了後、9月15日付で7億5045万4980株(発行済み株数の16.67%)の自社株を消却すると発表。なお、消却後の発行済み株数は37億4954万5020株となる予定だ。

■ネクソン <3659>  2,010円  -67 円 (-3.2%)  本日終値

ネクソン<3659>が大幅反落。中国でメディアやゲーム産業を管轄する国家新聞出版署が30日、未成年者のネットゲームの利用を厳しく制限する方針を発表したことを受けて、中国向けオンラインゲーム大手である同社にもその影響を警戒した売りが出たようだ。国家新聞出版署の通知では、オンラインゲーム企業に対して、未成年者へのサービス提供を金曜、土曜、日曜、法定休日の毎日午後8時から9時までの1時間までとするよう求めている。また、今回の規制強化により、前日の米国株式市場でも網易(ネットイーズ)ADR<NTES>など中国ゲーム会社が下落しており、これも同社に対するネガティブな材料となっている。

■鈴与シンワート <9360>  2,880円  +500 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値

鈴与シンワート<9360>がストップ高。前日まで2日連続のストップ高で引けに買い物を残す展開となっていたが、きょうも売り物薄のなか大口の買い注文が継続し前日比500円高はストップ高となる2880円に張り付いた状態。NTTデータ<9613>の2次下請け開発を手掛け、システム受託開発を手掛けるほか、人事・給与・就業・会計業務を中心としたパッケージソリューションサービスなど幅広く展開している。9月1日からのデジタル庁発足に絡み、DX関連株人気が波及。ビジネスチャットと印鑑BotのAPI連携によりテレワーク環境での押印を可能とし、ワークフロー処理の時間を大幅に短縮できる印鑑Bot「Biz-Oin(ビズ オーイン)」を提供しており、「脱ハンコ」関連の一角として注目されている。

■ダイコク電機 <6430>  1,065円  +150 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

ダイコク電機<6430>がストップ高。30日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、営業利益を2億円から6億5000万円(前年同期2億2400万円の赤字)へ、純利益を1億7500万円から4億5000万円(同4800万円の赤字)へ上方修正し、あわせて10円を予定していた中間配当を25円に引き上げると発表。売上高は120億円(前年同期比8.5%増)の従来予想通り進捗しているものの、グループ全社を挙げたコスト削減への取り組みと働き方の見直しを含めた業務改善や効率化の推進により、利益は計画を上回る見通しとしている。なお、年間配当は55円(従来予想40円)となり、前期実績に対して15円の増配になる予定だ。また、21年3月期に廃止した株主優待制度を再開すると発表。毎年9月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、保有株数と保有期間に応じてクオカードを1000円分から5000円分贈呈するとしている。

■インプレス <9479>  269円  +23 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

インプレスホールディングス<9479>が出来高を伴い急伸。30日の取引終了後、メディアドゥ<3678>とPOD(プリントオンデマンド)書籍出版市場の拡大を目的とした業務提携について協議・検討を開始することで合意したと発表。PODとは、注文ごとに1冊ずつ印刷・製本して出荷するビジネスモデルのこと。今回の業務提携では、両社がそれぞれ手掛けるPODサービスを核に著者・出版者を対象とした各種サービス提供の検討を行う。また、将来的にPOD書籍出版サービス会社を共同で設立することも視野に入れる。

■東京機械製作所 <6335>  1,033円  +78 円 (+8.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

東京機械製作所<6335>は5日続伸。30日の取引終了後、子会社東機不動産が保有する固定資産を譲渡するのに伴い、22年3月期第2四半期に固定資産売却益約1億6600万円を特別利益として計上すると発表。なお、22年3月期業績予想への影響は現在精査中としている。

■トビラシステムズ <4441>  1,342円  +92 円 (+7.4%)  本日終値

トビラシステムズ<4441>が8連騰。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「スマートフォンやタブレット端末のインターネット広告を見えなくするアプリを手掛ける280blocker(ブロッカー、京都市)を買収する」と報じられており、これが好材料視されたようだ。記事によると、ネット広告市場で悪質な広告が増えていることから、需要拡大が期待できると判断したとあり、買収をテコに総合的にモバイル機器の安心・安全サービスを提供する体制を整えるとしている。報道に対して会社側では、「当社が発表したものではない。同件については検討していることは事実であり、きょう開催の取締役会で決議する予定だ」とコメントしている。

■テクノホライゾン <6629>  1,340円  +91 円 (+7.3%)  本日終値

テクノホライゾン<6629>が大幅続伸。30日の取引終了後、自動はんだ装置やレーザー関連製品の製造・販売を行うアポロ精工(静岡県御殿場市)の全株式を9月10日付で取得し子会社化すると発表。アポロ精工はアジア、ヨーロッパ、北米、南米と豊富な海外販路を有しており、Tホライゾンは今回の子会社化を通じてグローバル展開を更に加速させ、顧客企業の海外工場展開への対応や新規顧客開拓を図るのが狙い。取得価額は19億100万円。なお、22年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■クロスキャット <2307>  1,127円  +61 円 (+5.7%)  本日終値

クロスキャット<2307>が4日ぶりに反発。午前11時ごろ、NTTデータ<9613>が提供する保険代理店向けDX(デジタルトランスフォーメーション)推進支援ソリューション「BizWise」のソフトウェア使用及び改変許諾契約を締結したと発表。「BizWise」は、生保・損保業界共通の標準化されたシステム仕様に基づくWEBベースの新しい保険代理店業務インフラ。今回の契約締結により、保険代理店それぞれのニーズに応じて「BizWise」を柔軟にカスタマイズし、よりフィットしたシステムを導入することが可能になるとしている。なお、同社では今期中の提供開始に向けて準備を進めるとしている。

●ストップ高銘柄

カノークス <8076>  1,404円  +300 円 (+27.2%) ストップ高   本日終値

グローバルウェイ <3936>  6,240円  +1,000 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値

イーエムネットジャパン <7036>  7,130円  +1,000 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値

AI inside <4488>  10,790円  +1,500 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

INCLUSIVE <7078>  1,093円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値

など、8銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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