半導体関連が軒並み高、SOX指数軟調も空売り筋のショートポジション解消を反映
東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体製造装置大手や、SUMCO<3436>などシリコンウエハーメーカー、車載マイコンを手掛けるルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体関連が高い。前日の米国株市場では半導体関連株が高安まちまちの展開でフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は続落となったが、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>がプラス圏で引けるなど強い銘柄もあった。半導体の需給逼迫状態に変わりはなく、4~6月期のシリコンウエハーの出荷が2四半期連続で過去最高を記録(面積ベース)したことが伝えられている。東京市場では外資系証券などによる半導体セクターの評価引き下げに伴いショートポジションがかさんでいたこともあり、その買い戻しが引き続き中心とする主力銘柄の株価に浮揚力を与えているもようだ。