前沢工業がフシ目の800円突破で約15年ぶり高値圏、台風対策関連としても存在感
前澤工業<6489>の上値追いが鮮明だ。株価はきょうで6日続伸となりフシ目の800円ラインを突破、連日の年初来高値となっている。時価は2006年以来約15年ぶりの高値圏。同社は上水道・下水道用機械の大手メーカーで官公庁向けが大部分を占め、下水道分野では沈砂池設備で独自技術を持っており、台風などに伴う水害対策関連としても注目度が高い。自民党総裁選の行方は現時点で予想しにくいものの、新総裁が決まれば総選挙に向け政策的なアナウンス効果も期待されるなか、同社の活躍余地が意識されそうだ。株価は連騰しているものの、PERやPBRが超割安水準に放置されていることも買いやすさにつながっている。