東京株式(前引け)=続伸、買い一巡後伸び悩むも商い活況
7日前引けの日経平均株価は前営業日比235円03銭高の2万9894円92銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は6億3277万株、売買代金概算は1兆7445億円。値上がり銘柄数は1324、値下がり銘柄数は741、変わらずは122銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスク選好の流れが続き、主力株をはじめ幅広く買われ日経平均株価は上値指向を継続した。前日の米国株市場は休場で手掛かり材料難が意識されたが、欧州株市場が全面高だったことが投資家心理を改善させた。日経平均は寄り後早々にフシ目の3万円大台を回復する場面もあったが、その後は目先達成感からの売りが出て上げ幅を縮小した。値上がり銘柄数は全体の6割にとどまったが、売買代金は前引け時点で1兆7000億円台と活況だった。
個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が大きく買われたほか、任天堂<7974>が堅調、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。レノバ<9519>も値を上げた。東京機械製作所<6335>が続急騰、ACCESS<4813>、アイル<3854>も大幅高。半面、日本郵船<9101>が利食い優勢となり軟調、レーザーテック<6920>も冴えない。オリエンタルランド<4661>が値を下げ、東洋製罐グループホールディングス<5901>、日清紡ホールディングス<3105>が急落、明和産業<8103>も利益確定の売りが優勢に。