アゼアスが急反落、上期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる
アゼアス<3161>が急反落している。8日の取引終了後、第2四半期累計(5~10月)連結業績予想について、売上高を43億900万円から44億1400万円(前年同期比5.6%減)へ、営業利益を4500万円から1億2400万円(同48.8%減)へ、純利益を3500万円から8300万円(同60.5%減)へ上方修正したが、直近で株価は上昇基調にあったことや、通期予想の修正を行わなかったことで、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。
新型コロナウイルス感染症の拡大や、豚熱など家畜感染症の発生が続いたことを受けて、防護服・環境資機材事業で、感染防止対策、防疫作業対策などの需要に対する売り上げが想定を上回ったことが要因としている。なお、22年4月期通期業績予想は、売上高97億5400万円(前期比4.4%減)、営業利益3億7700万円(同52.5%減)、純利益2億6300万円(同57.6%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(5~7月)決算は、売上高22億1700万円(前年同期比0.2%減)、営業利益8200万円(同18.3%減)、純利益5800万円(同34.4%減)だった。