13日の株式相場見通し=反落、売り一巡後は下げ渋る展開も
13日の東京株式市場は、目先利益確定の売りで日経平均は下値を試す展開を余儀なくされそうだ。前週末の欧米株市場が総じて軟調で、米国株市場ではNYダウが引け際に崩れる形で5日続落となった。景気減速懸念が引き続き買いを手控えさせる背景となっている。一方、東京市場では前週末までの直近2週間で日経平均は2700円以上の上昇をみせ3万円大台を回復するなど米国株市場とは対照的な動きとなっているが、短期急騰によるスピード警戒感も強い。したがって、きょうは3万円大台攻防が意識される深押しも考えられる場面だが、下値では押し目買いニーズが強く、自民党新総裁のもとでの新たな経済対策への期待感も背景に売り一巡後の動きが注目される。
前週末10日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比271ドル66セント安の3万4607ドル72セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同132.760ポイント安の1万5115.494だった。
日程面では、7~9月期の法人企業景気予測調査、8月の企業物価指数など。海外では8月の米財政収支など。