本日注目すべき【好決算】銘柄 オーケストラ、飯田ＧＨＤ、ガイシ (21日大引け後 発表分)

21日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

オーケストラ <6533> 　　★今期経常最高益予想を30％上乗せ

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の8.6億円→11.2億円に29.9％上方修正。増益率が26.6％増→64.6％増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。既存顧客への追加提案や新規顧客開拓が順調に進み、デジタルマーケティング事業の受注が想定より伸びることが寄与。デジタルトランスフォーメーション事業で注力するセールスフォース案件が好調していることに加え、採用・教育活動の進展による開発体制の強化が寄与し、利益率が改善することも上振れに貢献する。

サーティワン <2268> [ＪＱ]　　★今期経常を30％上方修正

◆21年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.9億円→10.3億円に30.4％上方修正。増益率が2.9％増→34.1％増に拡大する見通しとなった。コロナ禍での旅費交通費や会議費の削減に加え、経費抑制が寄与し、採算が大きく改善する。

飯田ＧＨＤ <3291> 　　★今期配当を16円増額修正

◆22年3月期の年間配当を従来計画の74円→90円(前期は74円)に増額修正した。足もとの業績動向などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。配当利回りは3.11％に上昇した。

ガイシ <5333> 　　★今期配当を12円増額修正

◆22年3月期の年間配当を従来計画の48円→60円(前期は30円)に増額修正した。足もとの好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。配当利回りは3.18％に上昇した。

アイホン <6718> 　　★今期経常を15％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の46億円→53億円に15.2％上方修正。増益率が24.6％増→43.5％増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。積極的な営業活動を展開する国内の集合住宅市場向けを中心にインターホンの販売が好調に推移していることが寄与。経費削減の進展も利益を押し上げる。

併せて、今期の年間配当を従来計画の78円→88円(前期は65円)に増額修正。配当利回りは3.74％に上昇した。

アークランド <9842> 　　★上期経常は57％増益、今期配当を5円増額

◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比56.8％増の127億円に拡大して着地。昨年11月に連結子会社化したビバホームの業績上積みが収益を押し上げた。また、外食事業で雇用調整助成金と時短協力金を助成金収入に計上したことも大幅増益に貢献した。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→35円(前期は35円)に増額修正した。

併せて、ヤマダホールディングス <9831> と店舗開発で業務提携すると発表。次世代型新業態を3年間で6店舗出店する予定。

株探ニュース