株価指数先物【寄り前コメント】 3万円を下回る局面においては押し目買いのスタンスに

市況
2021年9月28日 8時19分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 30040 -40 (-0.13%)

TOPIX先物 2073.5 +0.5 (+0.02%)

シカゴ先物 30055 -25

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

27日の米国市場はNYダウが上昇する一方、 S&P500ナスダックは下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米長期金利は上昇傾向を続けており、金融株が買われたほか、NY原油先物相場が7月半ば以来の1バレル75ドル台を超えるなか、エネルギー株への物色もみられた。半面、金利上昇を受けて大型テック株や半導体株は売られた。S&P500業種別指数はエネルギー、銀行、自動車・同部品が上昇する一方、不動産、医薬品・バイオテクノロジー、ソフトウエア・サービスが下落。

シカゴ日経平均先物清算値は日中大阪比25円安の3万0055円で取引を終えた。日経225先物のナイトセッションは日中比30円安の3万0050円で始まり、一時3万0100円と上昇に転じる場面もあった。ただし、買いは続かず再び下落に転じると、米国市場の取引開始時には一時2万9960円まで下落。売り一巡後は3万0020円~3万0060円水準での保ち合いを経て、3万0040円で取引を終えている。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、若干ながら売り先行で始まることになりそうだ。米国では大型テック株が売られており、グロースから景気敏感株への資金シフトがみられたことで、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になろう。また、中国で不動産市場の信用不安が高まるなか、引き続き投資家心理を神経質にさせよう。

もっとも、日経225先物はナイトセッションで一時2万9960円まで下落した後に3万円を回復するなど、3万円を下回る局面においては押し目買いのスタンスになりそうだ。また、米国市場の流れからはNT倍率の低下が見込まれるものの、チャート形状では25日移動平均線と75日線とのレンジ内での推移を続けていることもあり、NTショートも取りづらいところである。政策期待から先高観が根強いなかにおいては、25日線水準に接近する局面でのNTロングの組成を意識しておきたい。

なお、VIX指数は18.76に上昇しており、75日線がサポートとして機能している。ボトム水準ではあるものの、手掛けづらくさせそうだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.