アジア株 香港株は下げ幅縮小、不動産株に買い 中国恒大集団は2週間ぶり高値
アジア株 香港株は下げ幅縮小、不動産株に買い 中国恒大集団は2週間ぶり高値
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 24396.50(-103.89 -0.42%)
中国上海総合指数 3537.60(-64.62 -1.79%)
台湾加権指数 16872.90(-308.54 -1.80%)
韓国総合株価指数 3051.76(-46.16 -1.49%)
豪ASX200指数 7208.60(-66.95 -0.92%)
インドSENSEX30種 59331.70(-335.90 -0.56%)
アジア株は総じて下落、前日の米株大幅安を懸念した売りが続いている。米長期金利の上昇や、債務上限引き上げを巡り米与野党が対立していることなどが懸念され、前日の米株価指数は大幅安となった。
台湾株は大幅安。前日のナスダックの下げを受け、ハイテクや通信サービス関連が総じて下落している。
韓国株は半年ぶり安値をつけている。サムスン電子などハイテク関連の下げがきつい。また、感染再拡大への警戒感も高まっている。29日に過去2番目の多さとなる新規感染者が確認された。
香港株は下げ幅を縮小、不動産株が総じて上昇している。九龍倉置業地産投資は2.8%高、龍湖集団は2.3%高、新世界発展は2.1%高。中国人民銀行金融政策委員会が不動産市場の健全な発展を守るとの方針を表明したことが引き続き材料視されているもよう。金融政策委員会が不動産に言及するのは異例とのことで、市場では不動産業界を支えるための支援策が講じられるのではないかとの期待感が広まっている。中国恒大集団は10.1%高、約2週間ぶり高値をつけている。29日に所有している盛京銀行の株式を日本円で約1730億円で売却すると発表したことが好感されているもよう。ただ、株価上昇も経営破たんリスク懸念は残ったまま。29日に再び4750万ドル(日本円で約53億円)のドル建て社債の利払い日を迎える。格付け会社フィッチは中国恒大集団と子会社の恒大地産集団と天基控股の投資判断を引き下げた。