本日注目すべき【好決算】銘柄 日電硝、オークワ、フィデアHD (29日大引け後 発表分)

注目
2021年9月30日 7時01分

29日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日電硝 <5214>   ★今期経常を25%上方修正、5%超の自社株取得へ

◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の320億円→400億円に25.0%上方修正。増益率が67.5%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。主力の薄型パネルディスプレー(FPD)用ガラスやガラスファイバーを中心に堅調な需要が継続していることが要因。

併せて、発行済み株式数の5.17%にあたる500万株または100億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

ハイマックス <4299>   ★今期経常を一転10%増益に上方修正・最高益更新へ

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の12.8億円→15億円に17.2%上方修正。従来の6.5%減益予想から一転して9.6%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。非金融業界向け案件が堅調に推移するなか、生産性向上による原価低減が利益を押し上げる。

中本パックス <7811>   ★今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の19億円→25億円に31.6%上方修正。増益率が8.6%増→42.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。売上高が計画を上回ることに加え、生産効率向上による原価低減やコロナ禍での営業活動自粛に伴う経費圧縮が寄与する。

オークワ <8217>   ★上期経常を49%上方修正

◆22年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の17.5億円→26.1億円に49.1%上方修正。減益率が59.7%減→39.9%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の再拡大で内食需要の高まりが継続するなか、感染予防対策としてのチラシの自粛などで販管費が想定を下回ったことが上振れの要因。

フィデアHD <8713>   ★今期経常を一転2%増益に上方修正

◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の52億円→70億円に34.6%上方修正。従来の24.6%減益予想から一転して1.5%増益見通しとなった。有価証券利息配当金や債券・株式の売却損益など資産運用収益が計画を上回ることが寄与。役務取引等利益の増加や経費削減の進展も上振れに貢献する。

セキチュー <9976> [JQ]  ★上期経常を2.2倍上方修正

◆22年2月期上期(3-8月)の経常利益(非連結)を従来予想の3億円→6.6億円に2.2倍上方修正。減益率が72.8%減→39.4%減に縮小する見通しとなった。レジャー・スポーツ部門やペット部門などが好調を維持し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

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