ラウンドワンの戻り足鮮明で新高値が射程に、売り残増加で信用取組が拮抗
ラウンドワン<4680>の戻り足が鮮明、全般下げ相場に逆行し一時100円を超える上昇で1600円トビ台まで上値を伸ばし、6月4日につけた年初来高値1654円を視界に入れる場面があった。ボウリングやカラオケなどアミューズメント施設を運営するが、コロナ禍で収益環境には向かい風が強かった。ところが、ここにきて新型コロナ感染者数が急減し、9月末で緊急事態宣言も解除されたことから、今後の集客増を見込む買いが株価を押し上げている。とはいえ、足もとの業績は回復が遅れており、それに着目した空売りも膨らんでいる。直近9月24日現在の信用倍率は売り残の増加を背景に1.12倍と拮抗しており、株式需給面の妙味も意識され始めている。