米国株見通し:下げ渋りか、リスク要因を見極め

市況
2021年10月4日 14時40分

(14時40分現在)

S&P500先物      4,345.00(+1.25)

ナスダック100先物  14,734.00(-27.75)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は30ドル高。原油相場は下げ渋り、本日の米株式市場は高安まちまちとなりそうだ。

1日の取引で主要3指数は大幅反発。ナスダックは6日ぶりにプラスへ転じたほか、ダウは482ドル高と大きく値を戻し、34326ドルで取引を終えた。連邦政府の債務上限問題による先行き不透明感で、序盤は売りが強まる場面もあった。ただ、この日発表されたISM製造業景況指数は予想外に強く、回復期待が強まった。また、製薬大手のメルクによる新型コロナウィルス治療薬の緊急使用許可申請も好感され、景気敏感株を中心に買いを集めた。

本日は下げ渋りか。連邦債務上限引き上げなどをめぐる上院の協議は進展せず、格下げリスクへが警戒される。また、中国恒大集団の香港市場での取引停止で債務不履行(デフォルト)による市場への影響が懸念され、売りが出やすい地合いとなろう。さらに連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測を背景とした金利高が続けば、ハイテクなどへの売りが予想される。ただ、今週の雇用関連統計を控え、先行きを見極めようと売りは縮小する可能性もあろう。

《TY》

提供:フィスコ

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