本日注目すべき【好決算】銘柄 バーチャレク、ネクステージ、アレンザHD (4日大引け後 発表分)
4日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
バーチャレク <6193> [東証M] ★今期経常を45%上方修正・6期ぶり最高益更新へ
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の1億2000万円→1億7000万円に41.7%上方修正。プロジェクト利益率の向上や販管費の抑制が進んだことに加え、投資事業組合利益3000万円の計上も利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益も従来予想の2億2000万円→3億2000万円に45.5%上方修正。増益率が21.5%増→76.8%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
ネクステージ <3186> ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆21年11月期の連結経常利益を従来予想の107億円→130億円に21.5%上方修正。増益率が63.9%増→99.2%増に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。買取事業や整備事業が牽引し、売上高が計画を上回ることが寄与。在庫コントロールやコスト削減による生産性向上も利益を押し上げる。
アレンザHD <3546> ★今期経常を16%上方修正
◆22年2月期の連結経常利益を従来予想の55億円→64億円に16.4%上方修正。減益率が38.0%減→27.8%減に縮小する見通しとなった。上期にペットショップの売上高が好調に推移したことで利益率が改善したことに加え、チラシの削減やデジタル販促の推進などコスト削減を進めたことが要因。
川口化 <4361> [東証2] ★12-8月期(3Q累計)経常は7.7倍増益、配当20円増額
◆21年11月期第3四半期累計(20年12月-21年8月)の連結経常利益は前年同期比7.7倍の3億4800万円に急拡大して着地。主力のゴム薬品事業で自動車生産の回復を背景にタイヤ・合成ゴム向けが好調だったほか、医療用ゴム用途製品なども伸び、20.7%の大幅増収を達成したことが寄与。
通期計画の3億5000万円に対する進捗率は99.4%に達しており、業績上振れが期待される。
併せて、期末一括配当を従来計画の30円→50円(前期は30円)に大幅増額修正した。
ミクロン <6159> [JQ] ★前期経常を2倍上方修正
◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の3億1400万円→6億3200万円に2.0倍上方修正。減益率が58.4%減→16.2%減に縮小する見通しとなった。新型コロナ感染拡大の影響で海外を中心に納入試運転が制限され、売上高は計画を下回ったものの、経費削減に加え、為替差益1.8億円を計上したことが利益を押し上げた。
アバンティア <8904> ★前期経常を21%上方修正
◆21年8月期の連結経常利益を従来予想の16億円→19.3億円に21.1%上方修正。増益率が20.3%増→45.6%増に拡大する見通しとなった。住宅需要が底堅く推移し、主力の戸建住宅事業やマンション事業で引き渡しが順調に進んだうえ、コスト削減効果も利益を押し上げた。
株探ニュース