ログイン
米国株
2021年10月4日 18時30分
特集

大塚竜太氏【止まらない下げ相場、東京市場の上昇転換はいつか】 <相場観特集>

―米中リスクこなし、日経平均再浮上に向けたシナリオは―

週明け4日の東京株式市場は日経平均株価が朝方は反発して始まったが、その後は売り圧力が強く急速に値を消す展開となった。前週に日経平均は5日続落となり、この間に1500円近い下落をみせていた。前週末の米国株市場が高かったこともあり、きょうは買い戻しが期待されるところだったが、予想に反しての下値模索にマーケットでも戸惑いがみられる。10月は果たしてどういう相場展開が待っているのか。ここからの東京市場の見通しについて、東洋証券の大塚竜太氏に意見を聞いた。

●「反転近し、月内3万円台回復へ」

大塚竜太氏(東洋証券 ストラテジスト)

きょうは前週末の米国株市場が強い動きをみせたことで、反発が予想されるところだったが、想定以上に売り圧力が強い。日経平均はほぼ寄り付き天井となり、その後は次第安の展開で一時は400円を上回る下げとなった。

引き続き恒大集団の経営不安など中国リスクが意識されるほか、米国の債務上限問題も重荷となっている。しかし結論から先に言えば、ここは押し目買い好機といえる。2万8000円ラインが当面の下限ラインとみており、強気に買い下がるところだ。恒大の負債総額が日本円にして33兆円規模とその大きさが話題となっているが、同社は売却案件も豊富に保有している。仮に破綻に近い形となっても中国政府が間に入る形でハードランディングは回避される公算が大きい。

一方、米国のインフレ懸念についても足もとで長期金利の上昇は一服しており、今のところ過剰に警戒する必要はないだろう。債務上限問題については、紆余曲折はあっても必ず落としどころは見つかり、米国債のデフォルトなどということにはならない。日本企業の業績は足もと好調を維持しており、バリュエーションも割安で弱気になる局面ではない。日経平均は派手な下げに見舞われたが、そろそろ転換点は近いとみており、その後は戻り売りをこなしながらも下値を切り上げ、10月中に3万円大台ラインを突破する強力な上昇トレンドに復帰するだろう。米国株の上昇など条件が揃えば、日経平均は3万1000円台をうかがうケースもありそうだ。

物色対象としては一部の小売関連電鉄株など、人流復活で恩恵を受ける内需株に注目しておきたい。また、足もと売り込まれている半導体関連などハイテク株セクターも狙い目で、押し目買い対象としてマークしてみたい。

(聞き手・中村潤一)

<プロフィール>(おおつか・りゅうた)

1986年岡三証券に入社(株式部)。88~98年日本投信で株式ファンドマネージャーを務める。2000年から東洋証券に入社し現在に至る。

株探ニュース

関連記事・情報

  1. 伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 10月3日版
  2. 【杉村富生の短期相場観測】 ─大荒れの株式市場をどう乗り切るか! (10/03)
  3. 【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─岸田政権誕生で経済は新ステージに入るか?! (10/03)
  4. 明日の株式相場に向けて=岸田新内閣発足も台風直撃の東京市場 (10/04)
  5. 暴落の日経平均、米中クラッシュでバブル崩壊の序曲は始まったか <株探トップ.. (10/01)
  6. 【植木靖男の相場展望】 ─日米株価逆行はまだまだ続く (10/02)
  7. 富田隆弥の【CHART CLUB】 「10月第1週がポイント」 (10/02)
  8. 上方修正サイン点灯!「上期決算発表」接近で要注目の有力株リスト (10/04)
  9. ★本日の【サプライズ決算】速報 (10月04日)
  10. 医療改革にも大きな一歩、「マイナ保険証」運用開始で妙味膨らむ関連株7選.. (10/02)

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    【植木靖男の相場展望】 ─年内に始まる大インフレ相場に備えるとき 市況
  2. 2
    【杉村富生の短期相場観測】 ─ 株価は「最悪シナリオ」を織り込みつつある! 市況
  3. 3
    【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月21日発表分) 注目
  4. 4
    利益成長【青天井】銘柄リスト〔9-11月期〕18社選出 <成長株特集> 特集
  5. 5
    【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─売られすぎ銘柄の買い戻しに備えて狙うべきは? 市況
人気ニュースベスト30を見る
ログイン プレミアム会員登録
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。
投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、 China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.