東京株式(大引け)=149円高、米株続伸や原油高一服受け9日ぶり反発

市況
2021年10月7日 15時49分

7日の東京株式市場は前日の米国株高を受け主力株中心に自律反発狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は9日ぶりに反発した。ただ、上値の重い展開を強いられた。

大引けの日経平均株価は前営業日比149円34銭高の2万7678円21銭と9日ぶり反発。東証1部の売買高概算は13億3087万株、売買代金概算は2兆9449億円。値上がり銘柄数は839、対して値下がり銘柄数は1249、変わらずは95銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って続伸したことを受け、目先リバウンドを見込んだ買いが優勢となり、日経平均は高く始まった。原油市況の高騰が一服したことで市場のセンチメントが改善、香港株市場が強い動きを示したことも手伝って前場終盤には500円近い上昇でフシ目の2万8000円台を回復する場面もあったが、後場に入ると急速に伸び悩む展開に。あすの9月の米雇用統計発表を見極めたいとの思惑もあり、買い手控えムードが再燃し大引け時点の上げ幅は150円弱にとどまった。TOPIXはマイナス圏で引け9日続落となった。半導体関連やFA関連などが買われ日経平均押し上げに寄与したが、値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を大きく下回っている。売買代金は2兆9000億円台で9月22日以来となる3兆円台割れとなった。

個別では、売買代金トップの日本郵船<9101>が高く、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運大手が揃って上昇した。レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連が買われ、ファーストリテイリング<9983>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>もしっかりだった。カワタ<6292>は前日に続きストップ高となり、一蔵<6186>も値幅制限いっぱいに買われた。マネックスグループ<8698>が活況高、ウエルシアホールディングス<3141>も物色人気。

半面、武田薬品工業<4502>が続落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。INPEX<1605>も値を下げた。東京電力ホールディングス<9501>、JR東日本<9020>なども売りに押された。三菱商事<8058>も軟調。三井松島ホールディングス<1518>が急反落、日本コークス工業<3315>も大きく値を下げた。石油資源開発<1662>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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