本日注目すべき【好決算】銘柄 ケル、シグマ光機、インテリクス (7日大引け後 発表分)
7日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ケル <6919> [JQ] ★今期経常を67%上方修正・18期ぶり最高益更新へ
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の11.2億円→15億円に33.9%上方修正。増益率が11.1%増→48.8%増に拡大し、18期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。電子部品需要の拡大が続くなか、工業機器や車載機器向けを中心にコネクターの販売が好調に推移していることが要因。なお、下期は部材需給の逼迫や新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて期初予想を据え置いた。
シグマ光機 <7713> [JQ] ★6-8月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地
◆22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の3.8億円に急拡大して着地。電子部品・半導体業界向けでレーザー加工機・検査装置用の光学素子・薄膜製品や光学基本機器製品が好調だったほか、バイオ業界向けの自動応用製品や通信業界向け要素部品などの需要も堅調に推移し、29.8%の大幅増収を達成した。
上期計画の5.7億円に対する進捗率は66.7%に達しており、業績上振れが期待される。
インテリクス <8940> ★6-8月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
◆22年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常損益は2億5100万円の黒字(前年同期は7800万円の赤字)に浮上して着地。主力のリノべーションマンションは品不足で仕入れに苦戦し販売件数が減少したものの、根強い需要を背景に採算は大きく改善した。リースバック事業で不動産信託受益権を譲渡したことも収益を押し上げた。
上期計画の2億7400万円に対する進捗率は91.6%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース