オンワード続落、アパレル事業の回復鈍く22年2月期営業益予想を下方修正
オンワードホールディングス<8016>が続落となっている。同社は7日取引終了後に、22年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比0.7%減の807億8500万円(従来予想は893億円)、営業損益は32億9400万円の赤字(従来予想は30億円の赤字)で着地した。
緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の対象地域拡大で、消費マインドの低下や大型商業施設の営業自粛など経済活動が制限されたことが影響した。これを踏まえ、通期業績予想を下方修正。国内アパレル関連事業の回復度合いは当初予想よりも鈍化すると想定し、売上高予想は前期比0.7%減の1746億円(従来予想は1905億円)、営業損益予想は10億円の黒字(従来予想は32億円の黒字)に引き下げた。
また、あわせて9月度の月次売上高を公表。既存店売上高は前年同月比2.1%減と、2カ月連続で前年実績を下回った。