チヨダはしっかり、未定としていた22年2月期業績の営業赤字縮小予想と自社株買い発表を好感
チヨダ<8185>はしっかり。前週末8日の取引終了後、未定としていた22年2月期の連結業績予想について、営業損益31億5000万円の赤字(前期44億7500万円の赤字)、最終損益28億円の赤字(同50億200万円の赤字)を見込むと発表しており、これが好感されている。
新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛傾向によるマイナス影響を受けて売上高は884億円(前期比6.2%減)を見込む。ただ、経費削減や不採算店舗の閉店、人事効率の改善などに取り組むことで営業赤字の縮小を図るとしている。
同時発表した第2四半期累計(3~8月)決算は、売上高446億2800万円(前年同期比6.9%減)、営業損益16億6500万円(前年同期15億9600万円の赤字)、最終損益25億4400万円の赤字(同16億6600万円の赤字)だった。
あわせて、上限を60万株(発行済み株数の1.68%)、または5億円とする自社株買いを実施するとしたことも好材料視されている。取得期間は21年10月11日から22年2月18日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び資本効率の向上を通じて株主利益の向上を図ることが目的としている。