個人投資家・有限亭玉介:総理決定で10月は株高?自動車関連に再び注目【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2021年10月10日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2021年10月4日14時に執筆

9月29日、第100代総理大臣として岸田文雄氏が選出されました。決選投票にもつれ込むほどの接戦となり、新総裁が決定する前に早めに関連株を物色するような動きも見られました。これから新政権が発足して、どのような政策が出るのか期待されております。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

総裁選前に岸田氏がワクチンパスポートなどの政策に言及していた事から関連株が物色されました。その一方で、世襲議員は構造改革に消極的というデータもあり、岸田氏が菅前総理の政策をどこまで独自に展開させられるのか注視する投資家も多いようです。

まだまだ日本国内では衆議院の総選挙へ向けた選挙相場が続く事になるでしょう。しかし海外に目を向けてみると、米国のゼロ金利を解除する計画やキャピタルゲイン増税の警戒も目立つようになっています。

海外リスクを嫌気してか、海外と結びつきの強い半導体関連の伸びが鈍化しているようにも思えます。半導体や部品供給が滞り自動車が減産に追い込まれていますが、そのような状況下でも着々と下値を切り上げている自動車部品銘柄もあるようです。逆境に強い企業は是非とも投資対象としてチェックしておきたいところですな。

さて、今回は自動車関連を中心に強含む銘柄をチェックして参ります。

圧力計・圧力センサー大手である長野計器<7715>は、9月24日の上方修正を発表後に窓を開けて動意すると年初来高値を更新しました。半導体業界などの需要拡大により業績も好調で、監視を強めております。

業績が急回復している曙ブレーキ工業<7238>は、8月5日の決算発表で黒字浮上すると25日線を下値サポートに切り上げています。PER・PBRも割安水準の低位株であるので、自動車部材関連としてはもちろんEV関連などの思惑から拾われる可能性もあるか…。

プリント配線板の製造・販売などを手掛ける京写<6837>は長らく緩やかな上昇基調となっていましたが、9月中旬で下値を切り上げました。国内と中国ともに自動車関連向けが伸長している模様です。

自動車用エンジンバルブメーカーである日鍛バルブ<6493>は、自動車減産の影響を受けながらも上昇トレンドとなっています。業績も黒字浮上しており、10月末の決算発表前後でトレンドがどうなるか監視中です。

半導体など電子デバイスを取り扱う専門商社であるミタチ産業<3321>は、9月に入り下値を切り上げると年初来高値を更新しました。10月1日の決算発表(1Q)では、経常利益が前年同期から約18.6倍に拡大するなどV字回復を見せています。自動車部品や半導体が不足する状況下で、商社の役割は非常に重要なものになっておりますよ。

9月27日に上方修正を発表したニッセイ<6271>は、年間配当も20円から24円に増配しました。発表後にチャート(日足)は急動意しましたが現在は調整しております。短期資金の流入が目立ちますが、長期トレンドを形成できるか監視中です。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

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