住石HD、三井松島HDなど石炭関連株が再動意、石炭価格の先高期待強い
住石ホールディングス<1514>が一時5.7%高の167円まで買われたほか、三井松島ホールディングス<1518>も5.8%高の1448円まで上昇する場面があった。9月下旬以降に急速に人気化し、前週後半は大幅な調整を入れたが、仕切り直しの買いが入っている。中国では電力不足による景気への影響が警戒されているが、これは豪州などからの石炭輸入を減少させたことなどによる石炭不足が影響している。現状を重く見て、ここにきて中国当局は国内での石炭増産命令を出しているが、「世界的な脱炭素戦略で生産を抑制していた石炭の需給は逼迫した状態で、価格の先高期待は根強い」(国内証券トレーダー)とみられ、東京市場でも石炭関連株への波状的な資金流入が続いている。